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四国八十八ヶ所納経軸の掛軸表装依頼 | 播磨町
最近よくお客様よりお聞きするのが
「掛軸を仕立ててもらうのってどこに頼んだら良いかわからない」
というお声。
昔は町ごとに表具屋さんが1件くらいはあって地域の表装に関するお困りごとに関してはそのお店が対応していたりしていたのですが、職人の高齢化と後継者不足、和室・床の間の減少による需要の落ち込みなどから廃業される所も増えており、身近に掛軸の製作や修理などを行ってくれる表具屋さんが無くなっているというお客様が多いようです。
今回は兵庫県の加古郡 播磨町 にお住まいのお客様より四国八十八ヶ所納経軸の掛軸表装依頼を承りました。
加古郡 播磨町
播磨町 は兵庫県南部の中央に位置し、南は瀬戸内海、東は明石市、北と西は加古川市に隣接しています。面積は約9平方キロメートルと県内で最も小さく、その3割は海を埋め立てて造成された人工島です。姫路に約30分、神戸に約40分で通勤出来る事からベッドタウンとして好適地であり、昭和40年代を境に急速に発展してきた町です。
お客様からはHPからご連絡をいただいたのですが
「せっかくお遍路さんを巡って満願になったので掛軸にしてもらおうと近所の表具屋さんを検索してみたけど見つかりませんでしたので、出張対応をしているという野村美術さんに連絡させて頂きました。」
との事でやはり近所に表具屋がなくなり困っている方が増えているようです。弊社は遠方への出張対応も受け付けているので自宅訪問に大変喜んで頂けました。
今回は弊社の仏表装パターンのNO.13「瑞鳳」にて表装させていただきました。
納品ももちろんご自宅にまでご持参して頂き、仕上がりを確認して頂きました。
「遠くから相談も納品も来て下さって本当にありがとうございました。良い掛軸に仕上て頂き満足しております。」
と大変喜んで頂けました。播磨町は弊社からは近いのでこんなに喜んで下さると少し恐縮ですが・・・(笑)
表具屋さんが身近にいなくなってしまった今の時代だからこそ我々のように出張対応をする表具屋が必要とされていると改めて感じました。フットワークを軽くしてお客様の元に馳せ参じます。
掛軸などの表装や修理にお困りの方は是非弊社までご相談下さい。
四国八十八ヶ所の納経軸掛軸表装についてより詳しく以下の動画で紹介しておりますので宜しかったらご覧ください。