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急ぎ 納期の四国八十八ヶ所 掛軸表装依頼 | 加古川市
四国八十八ヶ所の最後に高野山を訪れる方が多いですが、真言宗の聖地と言われる高野山も長い歴史の中で荒廃と復興を繰り返してきたのはご存知でしょうか?
高野山は、空海入定後しばらくは弟子たちによって法燈が守られていましたが、四世の無空の時代にはほとんどの僧が山を降りてしまい、「高野に人影なし」と言われるほど荒廃してしまいました。延喜二十一年(九二一年)、空海に「弘法大師」号が贈られ、山は再び活気を取り戻し、次第に復興していきました。
しかし正暦五年(九九四)、雷火により諸堂が焼亡し、第二の荒廃期を迎える事となります。
その後幾多の変遷を経て、鎌倉時代に幕府の援助もあり、今日の基盤が築かれました。今の奥の院の辺りに庵を結び、念仏三昧にふける僧が多くなり、山上は念仏の声、鉦鼓の音で満たされたと言われています。
今の立派な姿になるまでに幾度もの荒廃と復興を繰り返してきた高野山の歴史に思いを馳せるとお遍路にもまた違った感じ方が出来そうですね。
加古川市
今回は兵庫県の 加古川市 のお客様から四国八十八ヶ所の納経軸の掛軸表装依頼をお受けしましたので早速ご自宅にお伺いいたしました。加古川へは加古川バイパスが便利です。(渋滞さえなければ・・・)
真言宗のお客様は高野山の歴史にも大変詳しく、上記の歴史以外にも様々なお話をしてくださいました。お客様から色々と教えていただけるのもこの仕事の醍醐味であり面白い所です。
今回お預かりしたまくりはこちらです。法事が近づいているらしく急ぎでの表装ご依頼でしたが工場のスケジュールを調整し、お受けする事にいたしました。
今回は弊社の仏表装パターンのNO.6『鞍馬』にて表装させていただきました。NO.5の『蓮華・本仏』と価格は同じですが、金襴ではなく落ち着いた緞子の表装パターンです。
お客様のご自宅に納品にお伺いすると法事は来週からだったようで間に合って大変喜んで下さいました。さっそく床の間に飾って頂きました。
弊社は急ぎの納期でも対応いたしておりますのでお急ぎの掛軸表装のご相談は是非弊社まで。
四国八十八ヶ所の納経軸掛軸表装についてより詳しく以下の動画で紹介しておりますので宜しかったらご覧ください。