床の間 & 掛軸: 伊藤若冲 旭日雄鶏図

2016年は伊藤若冲生誕300年という事でメディアでも随分と取り上げられていました。若冲人気の凄さを改めて感じる一年となりました。

私も京都・相国寺にある承天閣美術館で行われていた伊藤若冲の展覧会に行きましたが飽きることの無い素晴らしい作品が沢山ありました。

伊藤若冲は江戸時代の鬼才として有名ですが…本当に…言葉を選ばずに言うと「変態画家」です。もちろん良い意味です（汗）。英語で言う「Crazy」ですね。ほぼ独学で今現代でも解明されていない数多くの技法を用いて素晴らしい作品を多く残しました。

本作品はそんな若冲の代表作のひとつである「旭日雄鶏図」です。お客様から「本物は高くて手に入らないのはよくわかっているけど複製でも良いから飾りたい」というリクエストを多く頂き製作した作品です。

床の間に飾ってみると複製とは思えないほどの迫力ですね。

構図がやはり上手い!!

「若冲と言えば鶏」と言われる中で、旭日と一緒になっている作品は少ないです。

2017年は酉年なのでお正月を迎えるのにふさわしい若冲ファンにはたまらない作品ですね。

 

 

床の間 & 掛軸 : 般若心経と西国三十三ヶ所

祖父が書いた般若心経がずっとそのままだったので弊社の佛表装パターンNO3の向鳳凰で仕立てて飾りました。

本来は略仏仕立なのですが、お客様のご要望により本仏仕立てにする事になりました。

元々家にあった西国三十三ヶ所の表装の色ともあっているので良い感じですね～。

おじいちゃんも喜んで下さっていることでしょう。お孫さんもピースで喜んでくださいました。

西国三十三ヶ所の納経軸を掛軸に表装する工程はこちらの動画で詳しくご紹介しておりますのでよろしかったらご覧ください。

 

 

 

床の間 & 掛軸 : 近畿三十六不動尊

近畿三十六不動尊霊場（きんきさんじゅうろくふどうそんれいじょう）は、大阪府・兵庫県・京都府・和歌山県・滋賀県・奈良県にある不動尊（不動明王）を祀る三十六ヶ所の霊場。霊場の選定にあたっては、宗派に囚われず、一般の人々からの立場からの意見を取り入れて、1979年（昭和54年）に古寺顕彰会が中心となり選定した。
日本で最初の不動尊霊場である。
三十六の数の由来は、不動明王の眷属が三十六童子であることによる。また、人間の煩悩三十六支を表し、三十六ヶ寺を巡拝することによって煩悩を消除する意味も含まれている。

– Wikipediaより抜粋 –

 

近畿三十六不動も関西圏を中心に人気のある霊場です。本当に霊場巡りは全国に数多く存在していますね。淡路には七福神巡りというのもあります。写真のお床はお気に入りの不動明王像らしいです。なかなか迫力がありますね～。不動明王は真言宗の本尊である大日如来の化身とされており、真言宗では広く信仰されております。持ち主の方は真言宗なのでばっちりですね。

 

 

床の間 & 掛軸 : 玄関床 「書」

家の玄関スペースに床を設けている家もあります。

「来客が真っ先に目にする場所におもてなしの気持ちを伝える掛軸を飾る。」…素敵ですね～。

掛軸の前に置かれた烏瓜も風情があります。

 

 

床の間 & 掛軸 : 松竹梅鶴亀

素敵なお床ですね～。

全体の墨の落ち着いた風合いを気に入られてご購入いただいたのですが、色をそれほど使っていない作品なので焦点が鶴に集中出来るので鑑賞していて気持ちが良いです。

まるで鶴と亀が床の間の中でくつろいでいるかのような感覚になります。

鶴亀についてはこちらの動画で詳しく解説しておりますのでよろしかったらご覧ください。