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四国八十八ヶ所 御影札 掛軸表装依頼 | 洲本市
四国八十八ヶ所を巡ると1ヶ寺ずつ必ず貰うのが御影札。普通は白い和紙にその寺の本尊を印刷した物を頂くのですが特別な記念の時にはいつもと違った種類のお札を貰う事があります。上の写真の一番左が通常いただくものです。
今回は淡路島の 洲本市 にお住いのお客様から四国八十八ヶ所御影札の掛軸表装依頼をお受けいたしました。
洲本市
お伺いしたのは洲本市の安乎町平安浦 (あいがちょうへいあんうら) という東海岸通り沿いのエリア。淡路は東海岸通りと西海岸通りで景色や様子が少し違うのでそれぞれ面白いですね。(風が強い日では場所により海水が道路にまで来る事がある場所もありますので運転にはご注意くださいませ。)
今回お預かりしたのは珍しい灰色の御影札。随分と前のもので西瀬戸自動車道(通称: しまなみ海道)開通記念の御影札らしいです。今からだと平成11年のものらしいので約20年くらい前のものですね。
表具する時に注意しておかなければならないのはこの特別記念系の御影札は普通のものと比べて厚みがある為、軸装する時に裏打ち紙の厚みを調整しなければならない事です。掛軸は巻いて保管する為、厚みがあり過ぎると硬くて巻けなくなってしまうからです。
今回は弊社の仏表装パターンNo.03の『向鳳凰』にて掛軸表装させていただきました。
真ん中の弘法大師の御影と南無大師遍照金剛の札は高野山で購入する事が出来ますが知らずに買い忘れてしまう人がいらっしゃる為、なるべく弊社の方でもストックをしておくようにしております。別に無くても表具は出来るのですがやはりこれがあった方が格好良く仕上がりますので出来れば入れられた方が良いと思います。
この度は弊社に軸装依頼をいただきまことにありがとうございました。
弊社は淡路島でも出張相談承っております。四国八十八ヶ所の御影札の表装など是非ご用命下さい。
四国八十八ヶ所の納経軸掛軸表装についてより詳しく以下の動画で紹介しておりますので宜しかったらご覧ください。