屏風の製作 依頼

屏風の製作

屏風の製作

屏風は部屋の間仕切りや装飾に用いる家具。木の枠に紙を貼り込んだものやその上に作品を貼り込んだりした物で、使わない時には折りたたんで収納できる利点がある為、昔の家ではよく用いられていました。

「屏風」(びょうぶ)の名前は「風を屏(ふせ)ぐ」という言葉に由来するそうです。

大陸から日本に伝わった屏風ですが、古くは中国の漢の時代には用いられていたそうです。残念ながら昨今の日本では生活様式の変化からあまり出番がない為、需要は減少傾向にあります。

需要が無くなるとそれを製作する表具屋さんも少なくなり、いざ製作を依頼しようと思うとどこに頼んだらよいのかわからなくなってしまうというケースが最近増えているようです。

今回はそんな 屏風の製作 を依頼されました。

こちらがご依頼を受けた作品です。この2枚の作品を2曲の屏風に貼り込んで製作してほしいというご要望でした。

屏風の製作

 

色々と仕様の確認や寸法の確認を行い、イメージ図を製作して依頼者と弊社の完成図のすり合わせを行いました。お客様から参考画像を頂いていたのでそれを参考にご要望の仕様をイメージに起こすと以下のようになりました。

こういうイメージ図づくりが大切ですね。まぁイメージ図は飽くまでイメージ図で実際の大きさの作品を見るとまた印象が随分と変わる事は常なのですが、それでもイメージ図の段階でおかしければなるべく擦り合わせておいた方が良いと思います。

 

屏風の製作 完成

屏風の製作

こちらがイメージ図を基に製作した二曲屏風です。150 cmほどの高さがあるので人の身長ほどあるので2曲でも迫力がありますね。作品を裏打してその周りを細い裂地で縁取りしているのでくっきりと浮かび上がって見えて綺麗ですね。

最近は 屏風の製作 のご依頼先にお困りの方も多いとお聞きいたしますので、ご要望やご相談はぜひ弊社までご連絡ください。

 

掛軸の歴史について知りたい方はこちらの動画をどうぞ

 

 

CEO Message

あなたと掛軸との懸け橋になりたい


掛軸は主人が来客に対して季節や行事などに応じて最も相応しいものを飾り、おもてなしをする為の道具です。ゲストは飾られている掛軸を見て主人のおもてなしの気持ちを察して心を動かす。決して直接的な言葉や趣向ではなく、日本人らしく静かにさりげなく相手に対しておもてなしのメッセージをおくり、心をかよわせる日本の伝統文化です。

その場に最もふさわしい芸術品を飾り、凛とした空間をつくりあげる事に美を見出す・・・この独特な文化は世界でも日本だけです。

日本人が誇るべき美意識が詰まった掛軸の文化をこれからも後世に伝えていきたいと我々は考えています。



代表取締役社長
野村 辰二

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会社概要

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商号
株式会社野村美術
代表取締役
野村辰二
本社
〒655-0021
兵庫県神戸市垂水区馬場通7-23
TEL
078-709-6688
FAX
078-705-0172
創業
1973年
設立
1992年
資本金
1,000万円

事業内容

  • 掛軸製造全国卸販売
  • 日本画・洋画・各種額縁の全国販売
  • 掛軸表装・額装の全国対応
  • 芸術家の育成と、それに伴うマネージメント
  • 宣伝広告業務
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