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西国三十三ヶ所の御詠歌札と散華 のセット額装 別注仕立
2018年は西国三十三観音霊場の草創1,300年の年。それを記念して2016年~2020年の5年間に渡り、各札所で普段は非公開のお堂や諸尊のご開帳、および庭の公開や寺宝の観覧などが行われる為、この機会に西国三十三ヶ所納経巡りをされる方も非常に多いようです。
今回はいつも弊社に表装をご依頼くださっている兵庫県加東市にお住いのお客様より、この草創1,300年関連の表装依頼がありましたので早速お伺いしてまいりました。
前々回に四国八十八ヶ所の御影札を額装にさせていただいたのですが、その際に
「今、西国を巡っていて御詠歌札をもらっているんやけどそれも額装にして四国の額の横に飾ろうかなと思っとるんやわ」
とご相談を受けておりました。
ただその時に、西国三十三ヶ所の御詠歌札を額装にした事はあるのですが、四国と比べると大きさが小さいとお伝えするとお客様はその部分を大変気にされていたのを覚えております。
今回お客様はそれを解決される為に、各札所で一緒にもらう散華と呼べれる小さい札も一緒に額装にして欲しいとリクエストされました。
・・・
一緒にって…( ゚Д゚)
もう完全にこれ別注ですね…確かに額自体の大きさは大きくなりますけど。(;^ω^)
少しお時間いただき色々悩んだ末に考えた案がこちらです。
この散華の並びを考えるのがとても大変でした。33枚を綺麗に配置するのって結構難しい。。。
お客様もこの案に大変喜んでくださり、GOサインをいただけました。
初めての製作でしたので上手くいくか少し不安はありましたが(特に散華がずれない様に貼るのが難しい)何とか綺麗に仕上がりました。
こうやって並べてみると御詠歌も散華もそれぞれ色が違うのでとてもカラフルで綺麗ですね。我ながら仕上がりにちょっと感動しました。(笑)
さっそく納品にお伺いするとお客様も大満足。さっそく四国八十八ヶ所の御影札の額装の横に飾ってくださるそうです。
西国三十三ヶ所の御詠歌札と散華をお持ちのお客様でこのような特別仕立ての額装をご希望の方はぜひ弊社にまでご相談ください。
額装の仕立てに関してより詳しく以下の動画で解説しておりますので宜しかったらご覧ください。
和額の種類についてはこちらの動画で解説しておりますのでよろしかったらご覧ください。