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大正時代に描かれた高砂の掛軸の修理 | 豊岡市
結納に飾られる掛軸の代表的な画題である「高砂」。
高砂については次の動画をご参照ください。
画題としては古くは江戸時代頃から描かれていたようです。
江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎の「北斎漫画」に高砂が描かれているのが確認できています。
古くから結納で飾られていた掛軸ですが、今回は大正時代に描かれた掛軸の修理のご依頼を豊岡市にお住いのお客様から頂戴いたしました。
こちらがお預かりさせていただいた掛軸です。
掛軸の裏にこの掛軸の云われが描かれています。大正13年にお客様のご先祖様にプレゼントとして描かれたようです。
随分と年代が経っており、掛軸の傷みが進んでいたので綺麗に仕立替を行いました。
折れジワもなくなり汚れも落ちたので尉と姥が鮮明に浮かび上がって見えますね。
お客様にとっても一族に関する大切なものだったので大変喜んでいただけました。
弊社では今回のように痛んだ掛軸の修理修復も行っておりますのでお困りの方は気軽にご相談ください。