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イギリスより寸松庵掛けの製作依頼
海外のお客様とお取引をしているとあまり日本では馴染みのない物のリクエストを頂戴する事があり新鮮に感じます。
今回もまさにそんなお話でイギリスの男性のお客様より寸松庵掛けの製作依頼を頂戴いたしました。
寸松庵掛け…?弊社でも製作した実績は無く、「寸松庵」というワード自身知りませんでした。
そこで少し調べてみるとなるほど、寸松庵とは以下のような物らしいです。
安土桃山時代から江戸時代前期にかけて茶人として活躍した佐久間 実勝が京都の大徳寺塔頭・龍光院内に寸松庵という庵を建て、そこで『古今和歌集』の写本の断簡 (きれぎれになった書き物)12枚を愛玩していたのでその作品を「寸松庵色紙」と呼ぶようになった。
後々、その寸松庵色紙と同じ寸法の色紙を「寸松庵色紙」と呼ぶようになったようです。
へ~、知りませんでした。ちなみに寸法は121(w)×136(h)mmのようで通常の色紙サイズ242(w)×272(h)mmよりも随分小さい物のようです。ちょうど1/4のサイズですね。
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感想(20件)
この寸松庵色紙が飾れる掛軸を製作して欲しいというご要望でした。
既製品で掛軸の形になっている物は殆ど日本でも出回っていないので海外でなら尚更販売しているお店を探すのは困難だったのが想像出来ます。
お客様と打ち合わせをさせていただき2種類のタイプの寸松庵掛けを制作する事になりました。
こちらが今回製作させていただいた2点の寸松庵掛けです。
どちらも小さくて可愛らしい印象を受けるのですが、サイズが小さいと逆に作りにくかったりするので仕事はハードでした(;´Д`)
お客様も大変喜んでくださり何よりでした。
弊社では今回のように寸松庵掛けの製作も承っております。ご要望ございましたら遠慮なしにご相談ください。