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茶掛(茶軸)の表装依頼 | 明石市
茶道用に用いられる掛軸を茶掛(茶軸)などと呼びます。厳密には臨済宗大徳寺派の僧侶が書いた禅語を飾る事が多いのですが最近では様々な掛軸を飾る場合もあるようです。
茶掛についてはこちらの動画でまとめていますのでよろしければご覧下さい。
今回はそんな茶掛の表装依頼を明石市にお住まいのお客様より頂戴した際のお話です。(随分と前の話です。更新出来ておらずすいません…(^^;;)
こちらが表装をご依頼いただいた作品。お知り合いの方に書いていただいた作品らしいです。
茶掛の表装とは一般的に柱と呼ばれる掛軸の両サイドの裂地の幅を狭くする仕立ての事を言い、輪補表装とも呼びます。(専門的には「草(そう)」の表装などと呼び、「草の行」「草の草」の2パターンが存在しますが、専門家以外は全く覚える必要はないと思っている野村です。)
お客様はお店に来店し、表装の裂地を色々と打ち合わせしました。
こちらが完成した掛軸です。渋いですが爽やかな良いバランスの掛軸になりました。
一文字の紫の裂地は色々見比べていただいた上で決めていただいたお客様お気に入りの裂地です。
お客様は芦屋の方で茶室を運営されておりそちらに掛軸をお届けさせて頂きました。
床の間ではありませんが綺麗に掛軸が収まる所に収まりました。
季節のおもてなしと共にお茶も頂戴いたしました。訪れた時は秋だったので色々な秋の趣向が楽しめました。
弊社は今回のように茶掛の表装相談も承っております。茶掛表装をご検討の方は是非お気軽にお問い合わせください。