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屏風作品に丁寧な修理で新たな命を吹き込む
屏風は日本の伝統的な調度品で、部屋を仕切ったり、飾りとして使われたりします。二曲屏風とは二枚の画面をつなげた屏風のことで、屏風には四曲や六曲など画面の数によって種類があります。
今回、弊社は二曲屏風の修理を取引をしている卸先さまからお受けしました。
この屏風に貼られておる2点の作品には多くの欠損部分があり鑑賞の妨げになっていました。
茶色く変色している部分が欠損部分です。(シミではありません)
まず作品を屏風から剥がし、旧裏打紙を除去し、新たな裏打ちを作品に行い、作品に細い裂地を作品に廻し、新たな二曲屏風に貼り込みました。
修理により作品に無数にあった欠損部分も目立たなくなり、屏風は新たな命を吹き込まれました。
弊社は今回のように屏風の修理も承っていますので、お困りの方は是非お気軽にご相談ください。お客様の大切な屏風を美しく長く使用するために、丁寧な修理を行います。