コロナも収束し、インバウンドも復活して弊社に掛軸を購入しに来られる方も増えてまいりました。

今回はハワイから掛軸を求めて弊社に足を運んでくださったのは日系人の女性旅行客でした。

旅の最終日、限られた時間の中でお独りでご来店くださいました。

彼女が話す言葉は英語でしたが、掛軸に対する深い愛情と敬意は言葉を超えて伝わってきました。

彼女が特に見たいとリクエストを頂戴いたしましたのは竹に雀、桜、そして菊の掛軸でした。彼女のミドルネームが「菊」であるという個人的なつながりから、菊の掛軸に興味があったようです。

お客様は好みがはっきりとされており、お見せした掛軸に対する感想も具体的に述べられておられました。美術への造詣の深さをうかがわせます。

家族との連携も大切にされており、ビデオ通話を通じて家族の意見を仰ぎながらどの掛軸を購入するか検討を重ねられていました。

当初、「竹に雀」の掛軸に心惹かれていらっしゃいましたが、家族からは桜の掛軸が推奨されている様子でした。

弊社スタッフからの提案も加わり、最終的には桜の掛軸に決定。その桜の掛軸は、春の息吹を感じさせる優美な作風なので彼女のお部屋を日本の美で彩るに違いありません。

 

掛軸選びの過程において、彼女の品格と家族への深い愛情が感じられ、弊社スタッフもまたその温かな交流に心を動かされました。

 

掛軸は持って帰るのに荷物になると思い、こちらからご自宅に郵送させていただきました。

お客様からは以下のようなご満足のレビューを頂戴いたしました。

Beautiful Selection of Japanese Hanging Scrolls

I visited Art Nomura during my stay in Kobe. The store was an easy 12 minute walk from the Tarumi train station using Google Maps.

I did not have anything specific in mind so Tomoko Nomura spent the time to understand my preferences in Japanese Hanging Scrolls. The store had an extensive collection of scrolls, but she looked for the pieces that would match my preferences. There were several scrolls that I liked so it was a difficult decision in choosing just one. Both Yuuichi and Tomoko Nomura were very helpful and gracious. They were very accommodating on delivering the scroll to my home in Hawaii since it would have been difficult for me to hand carry it on my flight. I received my scroll in the mail soon after arriving back home and am extremely happy with my purchase. Mahalo to the Nomura `Ohana (family) for their kind hospitality and help in finding the perfect scroll for my `Ohana.

美しい日本の掛軸のセレクション

神戸滞在中に野村美術を訪れた。垂水駅からグーグルマップで12分ほど歩いたところにある。

私は特に何も決めていなかったので、野村智子さんは私の掛軸に対する好みを理解するために時間を割いてくれた。店には数多くの掛軸があったが、彼女は私の好みに合う掛軸を探してくれた。気に入った掛軸が何点かあったので、ひとつを選ぶのは大変でした。野村雄一さんも智子さんもとても親切で丁寧に対応してくれました。ハワイの自宅まで手渡しするのは大変だったので、とても親切に対応してくださいました。帰国後すぐに郵送していただき、とても満足しています。野村オハナ（ファミリー）の親切なもてなしと、私のオハナにぴったりのスクロールを見つける手助けをしてくれたことに感謝します。

 

弊社はこのような国境を越えた交流を大切にし、日本の掛軸を通じて世界に新たなファンを作ることを誇りに思っています。

美しい日本の掛軸が、もっと多くの人々の心に触れ、世界中で愛される文化の象徴となるようこれからも精進して参ります。