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オランダの盆栽愛好家から短冊掛、かるた掛けのオーダー
弊社は日本の伝統文化である掛軸を世界中のお客様にお届けしています。
今回はオランダの盆栽愛好家であるリピーターのお客様とのやりとりをご紹介させていただきます。
このお客様とは過去にも何度か取引をさせていただいており、日本文化への深い理解と愛情を持つ大切なリピーター様です。
今回のエピソードはそんな長年の信頼関係の上に成り立つものでした。
最初の出会いは2019年。お客様が弊社に短冊掛の製作の相談をしてくださったことから始まりました。
盆栽を愛好されているお客様は日本の文化に深い造詣を持ち、自身の周りの方々にも日本の美を伝えたいという思いを抱いていました。
その後も継続的にご注文いただき、お互いの理解を深めていきました。
新たなオーダー
今回のオーダーは弊社にとって新しい挑戦でした。
短冊掛は以前と同じオーダーだったのですが「かるた掛」という珍しい掛軸の制作依頼だったのです。
かるたはも日本の伝統的な和紙製品ですが、これを短冊掛のように飾るというアイデアは、弊社にとっても斬新でした。
弊社はお客様の要望に応えるべく、短冊掛、かるた掛それぞれに4種類のデザインを提案しました。
短冊掛は各デザイン4本ずつ、かるた掛は各デザイン3本ずつという形でオーダーを頂戴いたしました。
これらのデザインを考案する過程で、日本の伝統と西洋の感性をいかに融合させるかという点に腐心しました。
長年のお付き合いによって培われた信頼関係がスムーズなコミュニケーションと相互理解を可能にしました。
英語でのコミュニケーションは時に難しさを感じることもありますが、お互いの文化を尊重し合う姿勢が、言葉の壁を乗り越える助けとなります。お客様の柔軟な対応と理解に、弊社も常に感謝の気持ちを抱きながら対応しました。
短冊掛、かるた掛が完成
ご依頼いただいていた短冊掛、かるた掛がそれぞれ完成いたしました。
喜びの共有
商品が無事にオランダに到着した際の、お客様からのメールには心が温まりました。
パッケージが到着しました。そして、とても素晴らしい状態です。私たちは製品にとても満足しています。短冊とかるた掛はとても素敵で、さまざまなデザインが気に入りました。私の周りの人々もきっと喜ぶでしょう。
このような言葉をいただくと遠く離れた国のお客様のために心を込めて製作した甲斐があったと感じます。
文化の架け橋として
この経験を通じて、弊社の仕事が単なる商品の販売にとどまらず、日本文化の魅力を世界に伝える架け橋としての役割を担っていることを、改めて実感しました。このお客様のような、日本文化に深い理解と愛情を持つ海外のパートナーと長期的な関係を築くことで、弊社の伝統技術はさらに広く、深く世界に浸透していくのだと確信しています。
今回のような国際的な取引を通じて、弊社は常に新しい挑戦と学びの機会を得ています。今後も世界中のお客様のニーズに耳を傾け、日本の伝統技術を活かしながら、時代やカルチャーに合わせた製品開発を続けていきたいと思います。
このお客様とのエピソードは弊社の宝物の一つとなりました。これからも、一つ一つの出会いを大切に、世界中のお客様と心の通った交流を続けていきたいと思います。特にこのようなリピーターのお客様との長期的な関係は、弊社の成長と国際展開の基盤となっています。
掛軸の事でお困りの事がございましたら遠慮なしにお気軽に弊社にご相談ください。