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四国八十八ヶ所 欄間 額装依頼 | 伊丹市
四国八十八ヶ所の納経軸を掛軸に表装するお仕事はよくあるのですが、今回は額装依頼です。
もちろん四国八十八ヶ所関連で額装も行いますが、よくあるのは御影札を繋いだものを額装にするパターンです。
これは横も縦も過去行ったことがあります。
今回は元々集印をもらう台紙が額用に横長になっているタイプです。これも西国三十三ヶ所ではよくお受けするのですが四国八十八ヶ所では比較的珍しいです。
今回はそんな四国八十八ヶ所の欄間額用の納経軸 (??額なので軸とは言わないですよね) の額装依頼を兵庫県の伊丹市にお住まいのお客様より承りましたので早速お伺いさせていただきました
伊丹市
私は大学からサラリーマン時代にかけて宝塚~尼崎~十三に住んでおり、西宮・尼崎・宝塚・伊丹・川西・豊中・江坂・淀川・十三あたりは営業エリアだったのもあり、今このエリアに営業に行くのは懐かしくとても楽しみです。
伊丹といえばやはり伊丹空港ですかね。車を運転していても飛行機が間近で見れるので最初見た時は大変驚いたのを覚えています。
さて、ご自宅にお伺いさせていただき四国八十八ヶ所の額装用のまくりを拝見させて頂きました。さすがに88個+2個の90個の集印があるだけにサイズがとても大きいです。これを額装にすると大変大きなものになるのでお客様に
「欄間額の広さ大丈夫ですか?天井が低かったり欄間が狭かったらこの欄間額は縦の寸法が大きくなるので欄間に入らないか相当傾けないと飾れませんよ。」
と確認すると
「よくわからんから実際和室見てくれ。」
との事だったので和室まで入らせて頂き、欄間の広さを確認させていただきました。
伊丹市と聞くと都会のイメージが強かったのですがお客様のご自宅は非常に立派な和室があり、天井も高く通常よりも高くなる欄間を飾っても十分に余裕のある広さがありましたので大丈夫でした。(欄間額の取り付けに関してはまた別の記事でご紹介させて頂こうかと思います。)
今回お預かりさせていただいたまくりがこちらになります。
アクリルガラスの保護材入りの額装にしました。サイズは概寸ですが横: 170 cm × 縦:57 cmとかなりの大型です。一般的に和額は定寸があり、縦の長さが約45 cm(1.5尺)以上になってくると別寸といって特注になります。仕上がった作品がこちらになります。
さすがに大きいサイズだったので納品にお伺いさせていただき、額の取付工事まで行ってまいりました。なかなか欄間額を一般の方が取り付けるのは大変な作業なので代行させていただきました。飾ってみるとやはり堂々とした存在感が和室の格式を一気に高めており、お客様もこの和室の空気感の変わりように大変驚かれておりました。
弊社にご依頼いただきまことにありがとうございました。
四国八十八ヶ所などの欄間額表装も弊社の方で承っておりますので是非ご利用下さい。
額装の仕立てに関してより詳しく以下の動画で解説しておりますので宜しかったらご覧ください。
和額の種類についてはこちらの動画で解説しておりますのでよろしかったらご覧ください。
四国八十八ヶ所の納経軸掛軸表装についてより詳しく以下の動画で紹介しておりますので宜しかったらご覧ください。