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掛軸 インバウンド | ホテル、旅館の和室に
インバウンド について
2020年の東京オリンピックを前に日本の観光産業が盛り上がりを見せていますね。(「 インバウンド 」という言葉ももうすっかり定着しました。)この分野の成長率はほんのすこし前とは比べ物にならないほどの伸びを見せており、観光庁がまとめる資料では2012-2016年の名目GDPへの寄与率成長率はトップクラスらしいです。詳しくは下記資料のP2 『経済成長への「観光」の貢献』をご参照ください。
訪日外国人をおもてなしする為に関連業種のさまざまな企業が インバウンド への取り組みを強めています。
その中でホテルや旅館などの宿泊産業も他との差異化を図る為に多くの企業が新たな取り組みを始めています。(ex. 多言語化、富裕層向け高級化、体験型イベントの導入、食のムスリム・ベジタリアン対応など)
宿泊産業から掛軸のご相談
今回ご紹介させていただくお話は弊社に最近寄せられたホテルのリニューアルに関するものです。
そのホテルは和室を従来から多く備えており、改装するのをきっかけにワンランク上の少し上質な宿泊施設を目指すという計画があり、その際に和室にある床の間全室に掛軸を飾りたいという内容でした。
当然ホテルなので100室近い部屋があるので多くの掛軸が必要になりますが予算は限られており、どういった種類の掛軸をどのように選べば良いのか、どこから掛軸を仕入れれば良いのか、その他色々な相談をどこにすれば良いのか・・・とにかくわからない事が多く担当の方は困られていました。
弊社は創業45年になる掛軸製造の会社です。全国に掛軸を販売、流通させてきた経験と商品力でご予算にあうように、最適と思える商品のラインナップをご提案させていただき、納入が決定いたしました。(オープンしたら是非宿泊してみようと思います。)
宿泊産業への インバウンド 向け掛軸コンサルティング
弊社は インバウンド …つまり外国の方に掛軸をどう説明すれば良いかについてのコンサルティングも行なっています。
掛軸はそもそもは来客をおもてなしする為のツールです。相手に感動を与える為に主人がストーリーを考え、それを掛軸で演出するのです。その為、時節や行事によってその時一番ふさわしいと考えられた掛軸に掛け替え飾ります。来客や季節に合わせて美術品を飾り替えるという文化や発想は海外にはない為、この掛軸の文化背景や日本人のおもてなしに対する姿勢に海外の方は驚かれます。
掛軸は説明されなければ海外の方にはただの室内の装飾品でしかないものですがきちんと魅せれば宿泊施設をブランディングし、他と差別化出来る存在です。
我々はそんな掛軸をどうお客さまに伝えれば良いかについて様々なご提案をさせていただいております。それは多くの海外のお客さまに掛軸をご説明し、販売してきた弊社だからこそ出来るコンサルティングと考えております。
ホテルや旅館などの宿泊施設で掛軸に関するご相談、ご用命は是非弊社までご連絡ください。
掛軸の歴史について知りたい方はこちらの動画をどうぞ