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表具に関する注意点
1、表装できるものかどうか?
可能な素材
和紙(薄い物。雲肌麻紙などは出来ない場合が多いです。)、絹本、薄い布地 など
不可能な素材
洋紙 / ポスター、カレンダー、画仙紙(厚い物)など / 刺繍 (物による) / 絵具が厚く塗りこまれた作品 / 著しく傷んだ作品
*上記には例外もあります。
2、墨、絵具、朱肉をチェック
表具の際に水を使うので膠止めされていない作品はにじみます。(筆ペン、墨汁、サインペンなど)
3、作品寸法
表装価格は作品寸法によって変わります。作品の縦と横の寸法を測ってください。
4、その他
再表装
古軸を仕立て替える場合、仕立てる以前に本紙を剥がし取らなければなりません。これを〆直し(しめなおし)と言い、本紙を剥がす作業を「めくる」などとも呼びます。未表装のものを表装する場合とは違い、既に裏打されている紙を剥がす作業が古軸仕立替には必要です。
作品の洗浄とシミ抜
古い裏打紙を取り除く事なしに作品の洗浄やシミ抜は出来ません。(まだ裏打されていない作品は異なります。)
シミ抜きについて
- 作品によりシミは綺麗に抜けない場合があります。
- 損傷が激しすぎる作品はシミ抜を行えない場合がございます。