本場と全く違う両界曼荼羅

両界曼荼羅の起源と意味

両界曼荼羅は、この世の全てを象徴的に表した曼荼羅で、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅のセットから成ります。

胎蔵界曼荼羅は「大日経」を基に、金剛界曼荼羅は「金剛頂経」を基に絵画化されました。

これらは、それぞれ異なる経典の教えを視覚的に表現しています。

 

インドでの解釈の違い

元々インドにおいて、これらの曼荼羅はセットとして扱われていませんでした。

大日経は密教への入門書的な位置付けで、一方の金剛頂経はより深遠な教えを表していました。

そのため、胎蔵界曼荼羅はそれほど重要視されず、一方で金剛界曼荼羅は多様な解釈により多くのバリエーションを持つようになりました。

 

中国と日本への伝播

中国へはこの二つの曼荼羅が別々に伝わりましたが、中国ではこれらをセットとして捉え、金剛界曼荼羅を独自に解釈し集約しました。

その結果生まれた両界曼荼羅は、日本へ空海によってもたらされ、日本において広く普及しました。

 

まとめ

両界曼荼羅は、元々インドで別々に扱われていた胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅が、中国と日本で独自の解釈を経てセットとして結びついたものです。

これらは、視覚的に密教の教えを表現するための重要な道具として、現在も多くの人々に親しまれています。

 

 

CEO Message

あなたと掛軸との懸け橋になりたい


掛軸は主人が来客に対して季節や行事などに応じて最も相応しいものを飾り、おもてなしをする為の道具です。ゲストは飾られている掛軸を見て主人のおもてなしの気持ちを察して心を動かす。決して直接的な言葉や趣向ではなく、日本人らしく静かにさりげなく相手に対しておもてなしのメッセージをおくり、心をかよわせる日本の伝統文化です。

その場に最もふさわしい芸術品を飾り、凛とした空間をつくりあげる事に美を見出す・・・この独特な文化は世界でも日本だけです。

日本人が誇るべき美意識が詰まった掛軸の文化をこれからも後世に伝えていきたいと我々は考えています。



代表取締役社長
野村 辰二

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会社概要

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商号
株式会社野村美術
代表取締役
野村辰二
本社
〒655-0021
兵庫県神戸市垂水区馬場通7-23
TEL
078-709-6688
FAX
078-705-0172
創業
1973年
設立
1992年
資本金
1,000万円

事業内容

  • 掛軸製造全国卸販売
  • 日本画・洋画・各種額縁の全国販売
  • 掛軸表装・額装の全国対応
  • 芸術家の育成と、それに伴うマネージメント
  • 宣伝広告業務
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