ニュース/ブログ
中島佳香 / 宇治川先陣 - うじがわせんじん
- 商品ID
- 0187
- 商品名
- 中島佳香
- 作家紹介
昭和22・岐阜県生
無所属、個展、中日賞
日春展入選、日展入選、院展入選、各展入選
渡仏、得意: 花鳥- サイズ
- 705mm x 1960mm
- 軸先
- 紫檀
- 作品の素材
- 絹本
- 在庫
- 有
- 商品紹介
宇治川の戦い(うじがわのたたかい)は、平安時代末期の寿永3年(1184年)1月に源義仲と鎌倉の源頼朝から派遣された源範頼、源義経とで戦われた合戦。天下の激流である宇治川を挟んだ両軍の決戦は、義経軍の名馬「磨墨 するすみ」に乗った梶原景季(かじわらかげすえ)と名馬「生食 いけづき」に乗った佐々木高綱(ささきたかつな)の「先陣争い」で幕を切って落とした。先陣は策に長けた高綱がとり、義経軍が一斉に渡河して義仲軍を打ち破った。
武士にとって戦場での功名が出世を約束する時代、恩賞の対象となるのは先陣を勤めるか、名ある敵将の首を取って手柄を立てることであった事から、佐々木高綱は競争に勝つ力強い男の象徴としてされ多くの日本画家に描かれてきた。本作品は中島佳香による宇治川先陣の様子を描いた作品である。敵からの矢が降り注ぐ中、猛々しく川を渡る佐々木高綱と悔しさを滲ませながら川を渡る途中の梶原景季が中島佳香の繊細なる筆致で見事に描かれている。高綱の甲冑の細かい描写は流石の一言である。男児の健やかなる成長を願って端午の節句に是非とも飾っていただきたい掛軸である。