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岡本珠洸 / 遊鯉(桜) - ゆうごい: さくら
- 商品ID
- 0055
- 商品名
- 岡本珠洸
- 作家紹介
1937-
師・橋本関雪 京都生
京日画協主宰
京画展他入選受賞
米軍買上 外遊- サイズ
- 724mm x 1430mm
- 軸先
- 陶器
- 作品の素材
- 絹本
- 在庫
- 無
- 商品紹介
時は1800年代初頭。新潟県山間部の小さな村で、珍しい鯉が生まれた。当時、この地域では食用の黒色の真鯉を飼っていたのだが、突然変異で赤い色をした鯉が偶然生まれたのである。雪深い山村で暮らす農夫たちの目に、その赤はひときわ鮮やか見えたに違いない。彼らは赤い鯉を大切に取り分け繁殖させ、より鮮やかな色の鯉を創り出していった。「泳ぐ宝石」とまで呼ばれる錦鯉の誕生である。
1900年代初頭まで日本国内ですらあまり知られることのなかった錦鯉・・・今やその生産量の8割近くが海外に輸出され、世界中で愛好家が存在する。岡本珠洸は鯉描きとして名を馳せた日本画家である。鯉の魅力にとりつかれ、数々の作品を残している。本作品は色鮮やかな二匹の鯉が優雅に泳いでいる姿が描かれている。春の訪れを喜んでいるのか、その表情もどこか楽しげである。