やわらかな陽射しを受け、うららかな春を迎えた水辺。艷やかに咲き誇る満開の桜の下で、真鯉と錦鯉が寄り添い、清らかな水中を優雅に泳いでいる。水ぬるむ季節の穏やかな情景を、鯉の名手として人気の高い岡本珠洸が見事に描きあげた作品。真鯉の鱗に金彩を施している所など細かい観察力と繊細な描写力を見ることが出来る。心も和む陽春を味う作品として床に飾りたい作品である。