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岡本珠洸 / 遊鯉(菖蒲) - ゆうごい: しょうぶ
- 商品ID
- 0080
- 商品名
- 岡本珠洸
- 作家紹介
1937-
師・橋本関雪 京都生
京日画協主宰
京画展他入選受賞
米軍買上 外遊- サイズ
- 590mm x 1910mm
- 軸先
- 水晶代用
- 作品の素材
- 絹本
- 在庫
- 有
- 商品紹介
まっすぐに咲く花菖蒲の間を悠々と優雅に泳ぐ二匹の錦鯉。何とも軽やかで涼しげであろうか。花菖蒲を画面の上下に配することにより距離感をうまく表現し、花菖蒲の合間から偶然に垣間見えた錦鯉のくつろいでいる様子のようにも感じさせている。本作品では「泳ぐ宝石」といわれる錦鯉の美しさが非常に丁寧な筆致で表現されている。錦鯉の魅力的な点は、とても人懐こいというところがあげられるが、本作品の鯉達の目からもその特徴が伝わってくるようである。池の木橋の描写は鯉が橋に向かって泳いできた今までの動きを想像させる非常に重要な要素であり、垂らし込みを用いて非常に丁寧に描きこまれている。作品の随所で岡本珠洸の際立つ才能が見て取れる印象的な作品である。
たらしこみ
絵具の比重の違いを利用して自然の滲みを得る日本画の高等技術