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岡本珠洸 / 遊鯉: 雪 - ゆうごい: ゆき
- 商品ID
- 0118
- 商品名
- 岡本珠洸
- 作家紹介
1937-
師・橋本関雪 京都生
京日画協主宰
京画展他入選受賞
米軍買上 外遊- サイズ
- 725mm x 1420mm
- 軸先
- 陶器
- 作品の素材
- 絹本
- 在庫
- 無
- 商品紹介
雪に錦鯉という変わった画題であるが、実は錦鯉と雪は深い繋がりがある。錦鯉は18世紀に新潟県の山古志村という豪雪地域で初めて発見されたと言われている。冬の豪雪は全ての景色の色彩をモノトーンのように変える・・・その中で発見された池を泳ぐ美しい錦鯉は当時の人々にどれ程の衝撃を与えたことであろうか。あまり知られていない錦鯉と雪との関係である。
鯉に魅了された岡本珠洸がその事実を知らないはずもなく、この絵を描く時には特別な思いがあったのだろう。たらしこみを用いて表現されている白の錦鯉の模様は繊細で美しい。冬の寒さに驚く様子もなく、ゆったりと泳ぐ姿には貫禄すら感じる。水の色を落ち着いた灰色にする事で、冬の静寂な感じが伝わってくるようだ。たらしこみ
絵具の比重の違いを利用して自然の滲みを得る日本画の高等技術。