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紺野苔青 / 水墨山水 - すいぼくさんすい
- 商品ID
- 0018
- 商品名
- 紺野苔青
- 作家紹介
1930-
師: 英二
得意: 山水- サイズ
- 720mm x 1960mm
- 軸先
- 紫檀
- 作品の素材
- 絹本
- 在庫
- 有
- 商品紹介
横山大観と菱田春草は苦心の末、空気を描く方法を完成させた。現在ではその画風を的確に表す言葉とされる「朦朧体」という呼称も、当初は「勢いに欠ける、曖昧でぼんやりとした画風」という意味で、批判的に使用された言葉であった。
現在では多くの日本画家達が朦朧体を取り入れ、傑作を残している所から考えれば先人達の努力は報われたのではないかと思う。
紺野苔青も彼らの朦朧体に強く影響を受けた画家の一人である。この作品では霧の表現が素晴らしく、確かに空気を感じることが出来るようだ。紺野苔青は墨の様々な濃淡を使いわけ霧の深さを見事に表現している。激しい筆致で描かれている岩場が作品に躍動感を与え、アンバランスに描かれた木々は作品に緊張感を与えている。まさに絶妙なバランスの構図で描かれた興味深い作品である。
横山大観 (1868-1958)
戦前の日本画において重要人物の一人。日本画の技術の発展に貢献。菱田春草 (1874-1911)
戦前の日本画において重要人物の一人。横山大観、下村観山と共に岡倉天心の生徒であり、明治時代の日本画の変革に重要な役割を果した。