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嶌晨朗 / 塔韻 - とういん
- 商品ID
- 0032
- 商品名
- 嶌晨朗
- 作家紹介
1955-
大阪生
無所属作家- サイズ
- 700mm x 1535mm
- 軸先
- 紫檀
- 作品の素材
- 麻紙
- 在庫
- 有
- 商品紹介
本作品は薬師寺の東塔を描いた作品である。薬師寺東塔は国宝にあたり、現在寺に残る建築のうち、奈良時代(天平年間)にさかのぼる唯一のもの。総高34.1メートル(相輪含む)。日本に現存する江戸時代以前に作られた仏塔としては、東寺五重塔、興福寺五重塔、醍醐寺五重塔に次ぎ、4番目の高さを誇る。しかし下から1・3・5番目の屋根は裳階(もこし)であり、構造的には三重の塔である。仏塔建築としては他に類例のない意匠を示す。塔の先端部の相輪にある青銅製の水煙(すいえん)には飛天像が透かし彫りされており、奈良時代の高い工芸技術を現代に伝えている。
本作品のように仏塔や寺院は昔からよく画題として描かれてきたが、そこには人々の気持ちを強く惹きつける何かが存在する故であろう。嶌晨朗も直感的にそれを感じ、多くの仏塔、寺院の作品を残している。