【美術ニュース】2025年大河ドラマに蔦屋重三郎決定、葛飾北斎の浮世絵代表作「神奈川沖浪裏」が3億6000万円余で落札、伊藤若冲の伝記が漫画で発売など

 

2025年大河ドラマに蔦屋重三郎決定

4月27日、NHKから2025年放送予定の大河ドラマが『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』に決定したと発表されました。

これまで大河ドラマに日本美術の要素がちょこちょこ登場する事はあったのですが、日本美術どストライクな主人公はおそらくこれが初めてではないかという事で驚きの発表でした。

主人公の蔦谷重三郎を演じるのは俳優の横浜流星さん。

SNSなどでは

「毛色は違えど2年連続文化人が主役の大河ってことになるんだよなぁ」

「文化人大河が2年連続、というところに好感が持てます」

「ようやく大河で江戸文化人枠きたよ~!」

などの反響が寄せられ話題沸騰中。

蔦谷重三郎は江戸時代の版元(現代で言う出版社)として多くの浮世絵師や戯作者(小説家)をプロデュースしました。

喜多川歌麿や東洲斎写楽、若かりし頃の葛飾北斎など蔦谷重三郎が関わった浮世絵師や芸術家はビッグネーム揃いの江戸時代の浮世絵を語る上では避けては通る事が出来ない超重要人物。

2021年に公開された映画「HOKUSAI」では俳優の阿部寛さんが演じて良い味を出していました。

今回の大河ドラマがきっかけに多くのビッグネームの浮世絵師が登場すると共に、現代での知名度は低いですが当時は売れっ子だった様々な作家が複雑に絡み合う江戸時代の魅力あふれる庶民文化の様子が毎週見られるというのは楽しみ以外の何物でもありません

これがきっかけで日本美術人気が高まって盛り上がれば掛軸屋としてもとても嬉しく思います。

2025年大河ドラマ要チェックです。

 

葛飾北斎の浮世絵代表作「神奈川沖浪裏」が3億6000万円余で落札

江戸時代後期に活躍した世界で最も有名な日本人アーティスト・葛飾北斎の代表作「神奈川沖浪裏」の浮世絵版画が2023年3月にニューヨークのクリスティーズで行われたオークションで約3億6000万円で落札されました。

当初の予想落札額は約6500~9000万円だったのですが6人の入札者による13分間の争奪戦が繰り広げられ、最終的に匿名の電話入札者が競り落としたそうです。

前回の出品は2021年でその時は現在の為替で約2億円で落札されたので今回で大幅に記録更新・過去最高額となりました。

今回の版画は初期に刷られたもので、保存状態も良かったことが人気につながったようです。

現代においても葛飾北斎の人気が世界で冷めやらぬというのが非常によくわかるニュースです。

 

伊藤若冲の伝記が漫画で発売

伊藤若冲は江戸時代中期に京都で活躍した天才絵師。近年最も人気の高い日本の絵師の一人として挙げられ、代表作である「動植綵絵」と呼ばれる30幅セットの掛軸が2021年にすべて国宝に指定されるなどその人気の勢いは留まることを知りません。

そんな伊藤若冲の生涯をわかりやすく描いた漫画が(株)集英社から出版されました。

タイトルが「極彩色と緻密な技巧で命の輝きを描いた天才絵師・伊藤若冲」

若冲の生涯が非常にわかりやすく紹介されると共に、代表作、特に動植綵絵以外の代表作もストーリーの中で登場するので若冲の入門書としてはお勧め出来る内容です。

Amazonでも楽天でも購入できるので若冲にご興味ある方は是非どうぞ。

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京都・智積院の宝物館公開 長谷川等伯の国宝展示

狩野派史上、最高の天才絵師と呼び声高い狩野永徳のライバルとして安土桃山時代に大いに活躍した長谷川等伯。

そんな長谷川等伯の代表作であり国宝でもある襖絵を所蔵するのが京都の智積院。

この襖絵を保管する宝物館は老朽化のため、3年前から建て替え工事が進められ、総事業費およそ14億円をかけて去年9月に完成し、4月4日に開館しました。

去年、東京のサントリー美術館で「智積院の名宝」展が行われたのはこの関係です。

 

長谷川等伯の「楓図」や夭折した息子の久蔵が描いた「桜図」などが公開されており、智積院が所蔵しているその他の美術品などを3か月に1回、展示替えをしながら順次公開する予定。

国宝 楓図 長谷川等伯

国宝 楓図 長谷川等伯

 

国宝 桜図 長谷川久蔵

国宝 桜図 長谷川久蔵

 

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    掛軸は主人が来客に対して季節や行事などに応じて最も相応しいものを飾り、おもてなしをする為の道具です。ゲストは飾られている掛軸を見て主人のおもてなしの気持ちを察して心を動かす。決して直接的な言葉や趣向ではなく、日本人らしく静かにさりげなく相手に対しておもてなしのメッセージをおくり、心をかよわせる日本の伝統文化です。

    その場に最もふさわしい芸術品を飾り、凛とした空間をつくりあげる事に美を見出す・・・この独特な文化は世界でも日本だけです。

    日本人が誇るべき美意識が詰まった掛軸の文化をこれからも後世に伝えていきたいと我々は考えています。



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    • 宣伝広告業務
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