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床の間 アルバム 006: 橋本関雪、武者、釈迦名号・西国三十三ヶ所、四季花・天照皇大神
目次
床の間 & 掛軸 : 橋本関雪
昭和初期の巨匠・橋本関雪の作品。
動物画で有名な関雪ですが実はそれは亡くなる10年ほど前からの事で、それ以前は写真のような南画を中心に多く描いていました。
兵庫県出身であり、父の橋本海関は明石藩の儒学の先生をしていた事から兵庫県では両者の作品どちらも見かけることが多いです。
床の間 & 掛軸 : 武者
端午の節句には武者や鯉の滝昇りの掛軸を飾ります。
尺八サイズの幅広タイプの武者を飾ると床の間の雰囲気が一気に引き締まりますね~。
白馬に乗った武者が凛々しく力強さを感じます。
たくましい武者姿に男児の理想を重ねて元気に育って欲しいと祝う日本の伝統行事です。
床の間 & 掛軸 : 鶏
2016年は伊藤若冲生誕300年という事もあってか鶏が人気でした。
その流れを汲んで酉年の2017年は鶏の掛軸を飾る方も多かったようです。
このご自宅では迫力の掛軸もさることながらその前にある鶏の置物もこだわっていますね♪
素敵です。
床の間 & 掛軸 : 釈迦名号・西国三十三ヶ所
お盆を前に南無釈迦牟尼佛の掛軸と西国三十三ヶ所の集印軸をお客様の 床の間 にセッティングしてきました。
対で飾るとまた見栄えがしますね。
禅宗(曹洞宗・臨済宗・黄檗宗)は釈迦名号と呼ばれる『南無釈迦牟尼佛』のお軸を佛事に飾る地域が多いです。『南無』はサンスクリット語の『ナマス』を音写したもので『帰依する、信仰する、お願いする』などの意味があり、その後ろに各宗派の一番大切なもの(本尊)を加えて唱えます。禅宗であれば釈迦如来が本尊なので『南無釈迦牟尼佛』で『私は禅宗を信仰する』『釈迦如来にお願いする』といった意味合いになります。
西国三十三ヶ所の表装は弊社の佛表装パターンNO.9の紺雲鳳です。
西国三十三ヶ所の納経軸を掛軸に表装する工程はこちらの動画で詳しくご紹介しておりますのでよろしかったらご覧ください。
床の間 & 掛軸 : 四季花・天照皇大神
Before → After です。今まで飾っていた墨の四季花から天照皇大神の掛軸に変えました。墨の四季花も渋くて素敵でしたが天照のお軸は明るく、床の間 の雰囲気もガラッと変わりました。天照皇大神は日本神話の最高神である天照皇大神は太陽神でもあり、古来より豊作祈願や収穫の感謝の為にも飾られてきました。農家をされているお客様なのでこれからの収穫の感謝にも飾っていただきたいものです。
天照皇大神についてはこちらの動画で詳しく解説しておりますのでよろしかったらご覧ください。
掛軸の歴史について知りたい方はこちらの動画をどうぞ