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西国三十三観音霊場 刺繍作品 掛軸表装 | 福崎町
西国三十三観音霊場巡りや四国八十八ヶ所お遍路さんなどの納経軸には本当に色々な種類の台紙があります。通常多いのはシルクスクリーン印刷の物なのですが中にはお寺のご住職の直筆書画や西陣織の刺繍作品など様々あります。
今回は西国三十三観音霊場の納経軸で真ん中に観音像の刺繍が施されている豪華なまくりです。
お預かりしたのは兵庫県の福崎町にお住いのお客様。福崎町は姫路の北部に位置する町で最近では民俗学者・柳田國男の出生の地として河童の河太郎(がたろう)と河次郎(がじろう)を使っての町おこしが人気を集めているそうです。ため池から河童の像が出没するらしいですがなかなかユニークですね。町おこしは色々なアイデアがつまっていて本当に楽しい限りです。
こちらがお預かりした西国三十三観音霊場のまくり。刺繍部分の観音がとても綺麗なのですが表装する際はなかなか糊が接着しづらく難しいのでくせ者です。
今回は弊社の仏表装パターンNO.15の龍王にて軸装させていただきました。
中の刺繍の煌びやかさと表装の金糸の豪華さが見事にマッチしていてとても美しいですね。お客様にも大変喜んでいただけました。
この度は弊社にご依頼いただきまことにありがとうございました。
弊社は遠方のお客様のご自宅でも出張相談対応いたしますので遠慮なしにご相談ください。
西国三十三ヶ所の納経軸を掛軸に表装する工程はこちらの動画で詳しくご紹介しておりますのでよろしかったらご覧ください。