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佐用町 から西国三十三観音霊場納経軸表装依頼
兵庫県の 佐用町 は岡山県に隣接する西播地域の西北部。豊かな自然が美しく、夏のひまわりと夜空の天体観測が有名なエリアです。
2009年の夏にゲリラ豪雨により川が氾濫を起こし甚大な被害を受けた地域でもあります。(兵庫県西・北部豪雨)私も当時ボランティア活動に参加し、救援物資の運び込みや泥かきをしにいったのですが大変な状況でした。泥が家の中にまで入ってくるというのは本当に想像を絶するような被害なのだとその時痛感したのを覚えております。
今ではやっと平常を取り戻し、被害に遭われていた街も綺麗に復旧してきました。
今回はそんな佐用町にお住いのお客様より西国三十三観音霊場巡りの表装依頼を承りました。まくりは西国三十三観音霊場の番外になっている花山院のご住職が描いた観音図のまくりでした。(他の花山院のご住職のまくりはこちら。)
今回は弊社の仏表装パターンNO.10の醍醐にて掛軸表装させていただきました。
渋い色合いの大柄の蜀江紋が特徴的な裂地です。お客様は当初NO.07の青春日と迷われていたのですが
『それだったら絶対にNO.10の醍醐の方が良く映りますよ』
とご提案させていただいたのですが、お客様も仕上がりを確認し、
『本当にこっちにして良かったわ〜。床の間に重厚みが出た感じがしますわ〜』
と喜んでいただけました。
この度は弊社に表装をご依頼くださりまことにありがとうございました。
弊社は遠方でも出張相談対応いたしております。佐用町で掛軸や表装などにお困りの際は是非ご相談下さい。
西国三十三ヶ所の納経軸を掛軸に表装する工程はこちらの動画で詳しくご紹介しておりますのでよろしかったらご覧ください。