ニュース/ブログ
天井画 を額装に
西洋でも東洋でも古来より壁画の延長として天井にも絵が描かれてきました。日本では特に寺院などで多く見られます。龍などを描いている場合や花鳥を多く描いている場合など様々です。
今回ご相談いただいたのは兵庫県のたつの市にお住いのお客様で、ご近所の寺院が修復を行うにあたり、天井画も全て新しく入れ替える為に古い天井画をいただいたのでそちらを何とか飾れるようにしたいというご相談でした。
最初はどういった内容なのか電話でお聞きしているだけでは全く想像できなかったので現地にお伺いする事にいたしました。こちらがご相談をいただいた古い天井画です。
私自身はこういった古い天井画を手に取って拝見する事が初めてでしたのでどういった素材にどういう風に描かれているのかをこれほどまじまじと調べる事が出来た良い経験でした。分厚いRのかかった板に和紙に描かれた日本画を貼り込んでいるようです。(もしくはその逆で和紙を板に貼り込んでから絵を描かれているのかもしれません。)残念ながら板が横に割れてしまっていたり絵が剥げてしまったりと傷みが激しいですがお客様としてもせっかくいただいたものでなかなかそういった機会もあるものではないので何とかして飾りたいという事なので額装にする事にしたそうです。
今回は厚みのある板を額装にするので落とし額にて額装する事にいたしました。額装の違いについては下記リンクをご参照ください。
完成した 天井画 の額装がこちらです。落とし額なので立体的に作品が見えて豪華ですね。お客様にも大変喜んでいただけました。
天井画 などの厚みのある作品の額装のご相談は是非弊社までどうぞ。
額装の仕立てに関してより詳しく以下の動画で解説しておりますので宜しかったらご覧ください。