茶掛表装 | 『百花為誰開』茶会用に | 芦屋市

茶掛表装 | 『百花為誰開』茶会用に | 芦屋市

茶掛表装 | 『百花為誰開』茶会用に | 芦屋市

 

以前、茶会用の掛軸の表装をご依頼いただいたお話をご紹介させていただきました。

 

以前の記事でもご紹介しておりましたが基本的にはお茶会で使われる掛軸は臨済宗大徳寺派の禅僧に書いてもらった一行書を飾るのが正式と言われていますが、人によってそうでない物を飾られる場合もあります。まぁ元々茶会というのは相手へのおもてなしを重視し、そのおもてなしの気持ちやその茶会の意味を表すものとして掛軸が飾られるのでその意味を表現する物であればこだわらなくても良いのかもしれません。

今回は芦屋でお茶をされている方から掛軸の表装依頼を頂戴いたしました。それがこちら。

茶掛表装 | 『百花為誰開』茶会用に | 芦屋市

 

『百花為誰開』という禅語が書かせた作品。

「花は美しく咲くがそれは決して誰の為でもなく無心で咲いている。その自らの生命を謳歌し精一杯咲く姿が人の心を打つ。我々も周りの環境や他人に惑わされるのではなく、自分の生命をしっかりと生きる事が大切でありその姿こそが美しい人間の姿である。」といったような内容。

禅語というのは意味が深いですね〜。お客様はこちらの作品を茶会でも飾りたいので茶掛表装で仕立てて欲しいとの事でした。

以前の記事でも説明した通り、茶掛表装というのは柱という部分が通常よりも狭くなるんでしたね。

お仕立てさせていただいた掛軸がこちら。

茶掛表装 | 『百花為誰開』茶会用に | 芦屋市

 

渋みのある濃い目の裂地で掛軸にお仕立ていたしました。お客様も喜んでくださいました。

弊社では今回のように茶掛の掛軸表装も承っておりますのでご要望ございましたらお気軽にご相談ください。

 

CEO Message

あなたと掛軸との懸け橋になりたい


掛軸は主人が来客に対して季節や行事などに応じて最も相応しいものを飾り、おもてなしをする為の道具です。ゲストは飾られている掛軸を見て主人のおもてなしの気持ちを察して心を動かす。決して直接的な言葉や趣向ではなく、日本人らしく静かにさりげなく相手に対しておもてなしのメッセージをおくり、心をかよわせる日本の伝統文化です。

その場に最もふさわしい芸術品を飾り、凛とした空間をつくりあげる事に美を見出す・・・この独特な文化は世界でも日本だけです。

日本人が誇るべき美意識が詰まった掛軸の文化をこれからも後世に伝えていきたいと我々は考えています。



代表取締役社長
野村 辰二

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会社概要

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商号
株式会社野村美術
代表取締役
野村辰二
本社
〒655-0021
兵庫県神戸市垂水区馬場通7-23
TEL
078-709-6688
FAX
078-705-0172
創業
1973年
設立
1992年
資本金
1,000万円

事業内容

  • 掛軸製造全国卸販売
  • 日本画・洋画・各種額縁の全国販売
  • 掛軸表装・額装の全国対応
  • 芸術家の育成と、それに伴うマネージメント
  • 宣伝広告業務
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