ニュース/ブログ
西国四十九薬師霊場の納経軸を掛軸に表装─神戸市在住のご夫婦、巡礼の証
西国四十九薬師霊場は、大阪・兵庫・京都など7府県にわたり、健康と長寿を祈願する49の寺院から成る巡礼地。
わりと最近に出来た霊場なのですが、こちらの霊場を巡られて集印をされる方も増えています。
今回は兵庫県神戸市垂水区にお住まいのお客様から西国四十九薬師霊場を巡った納経軸の掛軸表装をご依頼いただきました。
ご夫婦で霊場を巡って全ての朱印を集められたお客様が弊社ホームページの過去の表装事例をご覧下さりご来店くださいました。
表装の打ち合わせで納経軸の朱印が映える裂地をいくつかご提案し、実際のサンプルを手に取ってじっくりとご検討いただきました。
お客様は最終的に弊社の仏表装パターンNo.11、復元織の裂地をお選びになり「これなら朱印がしっかり引き立ち、落ち着いた上品な仕上がりになりそうですね」とのご感想を頂戴しました。
この復元織は伝統的な意匠を活かしつつ、現代の住宅空間にも調和する風合いが特徴です。
こちらが完成した西国四十九薬師霊場の掛軸です。落ち着いた色合いと品のある裂地が、中心の薬師如来と周囲の朱印の数々をしっかりと引き立てており、非常に上品な仕上がりとなっています。朱印が鮮やかに映え、巡礼の記念としての重みと格式が感じられる一品となりました。
お引き渡しの日、お二人に完成した掛軸をご覧いただくと
「上品で本当に良い仕上がり。やはり軸装すると見栄えが全然違うね」と、大変ご満足のご様子でお喜びの言葉をいただきました。
巡礼の証である朱印がひとつの掛軸として美しくまとまり、ご夫婦の心に刻まれた思い出と祈りを永く大切にしていただける掛軸が完成しました。
今後も弊社では、お客様の大切な思い出や祈りがこもった納経軸を掛軸表装を通じて感動をお届けしてまいります。
長年の技術とこだわりを生かし、品格ある表装で皆様のご期待にお応えできるよう努めてまいります。
ご相談がございましたら遠慮なしにご相談ください。