見どころ解説!「明治の金メダリスト 大橋翠石 虎を極めた孤高の画家」展

大垣市立東小学校蔵

見どころ解説!「明治の金メダリスト 大橋翠石 虎を極めた孤高の画家」展

大橋翠石は明治から昭和初期に活躍した虎絵専門作家である日本画家。虎絵に関しては日本画史上最高の虎絵作家と言われています。

同時代を生きた日本画壇のレジェンドである東の横山大寛、西の竹内栖鳳に唯一肩を並べる存在であった程、昭和初期には人気を博しました。

今回はそんな大橋翠石の作品を集めた過去最大規模の回顧展「明治の金メダリスト 大橋翠石 虎を極めた孤高の画家」展が神戸の兵庫県立博物館にて開催されるにあたって見どころを個人的にざっくりとご紹介させていただこうと思います。

大垣市立東小学校蔵

 

大橋翠石の生涯について展覧会前に予習しておきたい方はこちらの動画で時代背景も含めて解説しておりますので宜しかったらご覧ください。

 

より詳しく大橋翠石の事を知りたい方は文章でもまとめてありますので宜しかったらこちらのリンクもどうぞ。

 

それではさっそく見どころを解説していきます。

 

過去最大の約150点の展示数

大橋翠石

これまでにも大橋翠石の回顧展は行われてきたのですが、今回は最後に行われた2008年の「大橋翠石 日本一の虎の画家」展以降12年ぶりとなります。この間に全国各地から相次いで発見された名作を含めて過去最大規模となる約150点もの作品が一堂に揃うのが何よりの見どころです。

大橋翠石の作品の時代を大まかに分類すると以下のようになります。

  • ①1900年以前: 暗黒時代を経て自身の虎絵確立。画壇デビュー時代。
  • ②1900年~1910年: パリ万博で金牌受賞から破竹の快進撃時代
  • ③1912年以降: 神戸の須磨移住→須磨様式の確立

この3つの時代の作品を見比べる事により大橋翠石の作風の変化を見る事が出来るのがファンにはたまらない部分ですね。

特に須磨様式時代の作品は背景描写が非常に細かくなるのが特徴ですが、それも神戸に住んでいた30年の間で変化があったのかどうかなどをチェックしながら見てみると面白いですね。今回は個人蔵の作品も非常に多いと聞いていますので神戸の作品が多いと嬉しいですね。

 

近年発見された希少な作品群

大橋翠石 猛虎 金メダリスト

1907年の展覧会以降、100年以上の時を経て再び公開される傑作《悲憤》(個人蔵)や、現存未確認の明治天皇への献上作と同一下図の作品として「天覧」印が捺された《白虎之図》(個人蔵)など新たに発見されたレア物が見られるのも見どころです。特に明治天皇に作品を献上したとは記録によく残っているのですがその下絵が見られるのはすごいですね。個人蔵とありますが一体どなたがどういった経緯で持たれていたのかも気になるところです。

 

大橋翠石 の虎絵以外の作品群

大橋翠石 猛虎 金メダリスト

あまり知られていませんが大橋翠石は当初南画を勉強していた作家です。神戸の地でも南画の大家である橋本関雪と神戸南画協会を設立し神戸の南画の普及に努めたらしいです。(この活動に関しては詳しい資料がないのでわかりかねますが…)そんな大橋翠石の動物画以外の珍しい山水図が今回見られるそうです。

須磨様式から考えるに風景画の実力も相当であったであろう大橋翠石の山水図…しかも南画スタイルの山水図…これは要チェックです!!

 

迫力の大画面作品

大橋翠石 猛虎 金メダリスト

今回の兵庫県立美術館からのパンフレットの表紙を飾っている作品「大虎図」もそうですが、大きな展示会場ならではの大型作品が見られるのも楽しみですね。普段は大垣市立東小学校に収められている作品や個人の方が所蔵されている作品が神戸で見られるのは本当に楽しみです。

 

以上ざっくりと見どころを解説してみました。楽しみですね~、一体何匹の虎を見る事が出来るのかも数えてみたいくらいです(笑)

大橋翠石の事が好きなファンの方も、日本画が好きな方も、まったく知らない方も是非一度今回の展覧会をご覧になって「本物の虎絵」というのを楽しんでみてください。

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あなたと掛軸との懸け橋になりたい


掛軸は主人が来客に対して季節や行事などに応じて最も相応しいものを飾り、おもてなしをする為の道具です。ゲストは飾られている掛軸を見て主人のおもてなしの気持ちを察して心を動かす。決して直接的な言葉や趣向ではなく、日本人らしく静かにさりげなく相手に対しておもてなしのメッセージをおくり、心をかよわせる日本の伝統文化です。

その場に最もふさわしい芸術品を飾り、凛とした空間をつくりあげる事に美を見出す・・・この独特な文化は世界でも日本だけです。

日本人が誇るべき美意識が詰まった掛軸の文化をこれからも後世に伝えていきたいと我々は考えています。



代表取締役社長
野村 辰二

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