和とおもてなし

日本における社会の調和は人が持つ他者への配慮によって維持されている。人が人と共存、調和するためには、一神教的社会では神が絶対的価値の規範となったが自然や物などにも神を発見する多神教的な日本ではそのような規範は生まれなかった。日本人は人との、物との、自然との関係性が絶対的な規範と考えたのだ。つまり全てのものが共存していく為には適切な関係性を保つべきだと考えたのだ。適切な関係性を保つ為に他者への配慮が発達したのだ。この関係性の考え方は「間」の概念へとつながっていった。「間」とは空間的な関係性、時間の間隔、雰囲気などを意味する。「間」は日本の美意識を理解する上で非常に重要な要素である。なぜなら「間」の概念というものは一神教的な社会ではめったに生まれないからである。日本人は「間」というある物とある物との関係性を図る尺度を用いる事により、最適なバランスを保つ事に重きを置く美意識を持っているのである。

おもてなし

「おもてなし」とは日本人の奉仕の精神である。近年、オリンピック招致の日本のプレゼンテーションで滝川クリステルのスピーチにて紹介されたことでも注目を集めたが、このおもてなしこそ日本人の他者への配慮の結晶とも言える美意識なのである。

滝川クリステル スピーチ

日本の美意識: 各要素

CEO Message

あなたと掛軸との懸け橋になりたい


掛軸は主人が来客に対して季節や行事などに応じて最も相応しいものを飾り、おもてなしをする為の道具です。ゲストは飾られている掛軸を見て主人のおもてなしの気持ちを察して心を動かす。決して直接的な言葉や趣向ではなく、日本人らしく静かにさりげなく相手に対しておもてなしのメッセージをおくり、心をかよわせる日本の伝統文化です。

その場に最もふさわしい芸術品を飾り、凛とした空間をつくりあげる事に美を見出す・・・この独特な文化は世界でも日本だけです。

日本人が誇るべき美意識が詰まった掛軸の文化をこれからも後世に伝えていきたいと我々は考えています。



代表取締役社長
野村 辰二

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会社概要

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商号
株式会社野村美術
代表取締役
野村辰二
本社
〒655-0021
兵庫県神戸市垂水区馬場通7-23
TEL
078-709-6688
FAX
078-705-0172
創業
1973年
設立
1992年
資本金
1,000万円

事業内容

  • 掛軸製造全国卸販売
  • 日本画・洋画・各種額縁の全国販売
  • 掛軸表装・額装の全国対応
  • 芸術家の育成と、それに伴うマネージメント
  • 宣伝広告業務
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