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フランスから法隆寺管主・高田良信の掛軸オーダー
弊社は全世界対応で掛軸のご要望に対応しております。
ありがたい事にこれまで40ヶ国以上のお客様とご縁をいただく事が出来ました。
そんな中、最近ではリピートオーダーを頂戴するお客様も増えてきました。
今回は以前、臨済宗大徳寺黄梅院のご住職である小林太玄 氏の掛軸をご購入いただいたフランスのお客様から新たな掛軸のオーダーを頂戴したお話をご紹介させていただきます。
前回の記事はこちらです。
法隆寺管主・高田良信 「和を以て貴しと為す」
今回フランスのお客様からオーダーいただいた掛軸がこちらです。
内容は「和を以て貴しと為す」という書の作品で作者は法隆寺管主を務めた高田良信 氏です。
「何事も協調の精神が大切である」という日本人の心構えとも言える内容を表した書です。
お客様はどの掛軸を購入されるか色々と検討されていたのですが、最終的にこちらの掛軸が今の自分の気持ちとマッチして落ち着くとのことでこちらの掛軸を選ばれました。
赤い壁の部屋に飾られた掛軸
早速掛軸の方をお送りさせていただくと、前回同様赤い壁のユニークな部屋に飾られた掛軸の写真が送られてきました。
真っ赤な背景色の力強さと書の持つ力強さとがお互いの魅力を引き立てあっていますね。
まさに言葉の意味通り調和のとれた素晴らしい空間になっています。
海外の方がご自宅で掛軸を飾っている写真を時々頂戴するのですが、皆さんセンス良く飾られているなぁといつも感心させられます。
表装リクエスト
このお客様は前回もご紹介させていただいた通り、フランスで書道の練習をされており、今回はご自身の作品の写真も送ってくださいました。
禅語の「日々是好日」ですね。
意味としては表面上の文字通りには「毎日毎日が素晴らしい」という意味。
そこから発展して「毎日が良い日となるよう努めるべきだ」という解釈や、さらに進んで「そもそも日々について良し悪しを考え一喜一憂することが誤りであり常に今この時が大切なのだ」、あるいは、「あるがままを良しとして受け入れるのだ」、といった解釈がされています。
なかなか上手な書ですね。思っていたよりも本格的で練習の成果を感じ取ることが出来ます。
お客様からは
「いつか自分の納得できる作品が出来たら野村さん所に掛軸表装をお願いするよ。」
とおっしゃっていただけ本当に嬉しい限りです。
最後に
今回はフランスのお客様からのリピートオーダーのご紹介をさせていただきました。
少しずつですが弊社にお仕事をご依頼くださる海外の常連様が増えてきているのは本当に嬉しい事です。
今後もさらなる顧客満足を目指して全世界対応で精進してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。