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全国一宮巡り(諸国一宮巡り) 掛軸表装

全国にはさまざまな巡礼・集印がありますが、その中でも特にスケールが大きく、近年ひそかに人気が高まりつつあるのが 「全国一宮巡り」 です。
旧令制国ごとに最も信仰を集めた神社に付けられる社格が「一宮」。
これを全国で巡拝し御朱印をいただいていく全国一宮巡りは、 全国106社 におよぶ大規模な集印で、日本列島を縦断する壮大な巡りとなります。
弊社でも全国一宮巡りの掛軸表装を承ることは多くはありませんが、過去に一度だけ対応した記事をご覧くださり、今回大阪のお客様より新たにご依頼を頂戴しました。
社格とは?
全国にある神社ですが、平安時代から鎌倉時代にかけて神社の位が順次整っていったと言われています。諸国の神社はその土着の神を祀ってある事がほとんどで地域の人にとって信仰が篤い順にランキングがついたそうです。最も信仰が篤かった神社に『一宮』という社格になったそうです。現在では観光や御朱印文化の広がりにより、全国一宮巡りとして参拝される方も増えています。
全国一宮巡り
この全国の一之宮を江戸時代前半に神道家・橘三喜が、延宝三年(1675)から元禄十年(1697)まで、23年かけて参拝した事から徐々に 全国一宮巡り が広がっていきました。現在では朱印集めもそれにあわさって行われるようになり、それ専用の掛軸の材料の絹も販売されるようになりました。
台紙をご希望の方は以下に楽天とAmazonのリンクを貼っておきますのでどうぞ。
※弊社では台紙の販売は行っておりません。必要な場合は外部ショップをご利用ください。
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霊場集印軸と違い、文字の部分は初めから書いてあり判子だけ押して集められるようですね。

旧令制国ごとに祀られている代表的な神社「一宮」を全国で巡拝していくもので、その数は106社。東北から九州、さらに北海道、沖縄まで、日本列島をまたぐ非常に広範囲な集印旅になります。
寺院を対象とした霊場巡りとは異なり、全国一宮巡りは神社にお参りして御朱印を授かる「集印」です。その存在自体をご存じない方も多く、「そんな巡りがあるのですね」と驚かれることも少なくありません。
全国一宮巡りの集印軸
全国一宮巡りの台紙には全国の一宮106社分の朱印をいただけるようあらかじめ枠が設けられています。
実際に全ての朱印が埋まると赤い印と社名がびっしりと並び、その迫力はほかの集印軸と比べても特別なものがあります。
集印軸で最大級のサイズの物と言えば百観音霊場の納経軸があります。納経軸の台紙サイズ自体は百観音霊場の方が大きいですが、一宮巡りの集印軸も106箇所の集印箇所があるのでかなり大型サイズの集印軸になります。特に「縦に長い」ことが特徴です。
ご依頼のきっかけとご希望
大阪にお住まいのお客様は、過去に弊社で表装した全国一宮巡りの記事をご覧になり、
「同じ弊社の仏表装パターン No.19『麗雅』で仕立ててほしい」
とリクエストいただきました。
前回お仕立てした際は、飾られる床の間に高さの制約がなかったため、裂地のバランスを標準仕様のままお仕立てし、結果として仕上がりは約210cmほどのかなり長い掛軸となりました。
今回は全体の長さを約200cm程度に収めて欲しいというリクエストを頂戴いたしました。
仏表装パターン No. 19「麗雅」で荘厳に
全国一宮巡りの集印軸は御神像を中心に、その周囲を埋め尽くすように朱印が押されていく構成です。赤い朱印の存在感が非常に強いため、裂地によっては派手になりすぎたり、反対に沈みすぎてしまったりと、バランスを取るのが難しい題材でもあります。
その点、仏表装パターン No. 19「麗雅」は、落ち着いた上品さと、神前にもふさわしい華やかさを兼ね備えた裂地で、中央の御神像と周囲の朱印をうまくまとめてくれます。
以前の全国一宮巡りの表装でも同じパターンをご指定いただきましたが、今回も非常に相性の良い仕上がりとなりました。
どっしりとした安定感と荘厳さを感じさせてくれる掛軸に仕上がりました。
全国一宮巡りを終えられた皆様へ
全国一宮巡りは地域をまたいで長期間かけて巡拝される方が多く、満行までの道のりは決して短くありません。その分、すべての朱印が埋まった台紙には、旅の思い出やご縁、祈りの積み重ねがぎゅっと詰まっています。
その努力の結晶をぜひ掛軸という形に仕立ててみてはいかがでしょうか。
- ・床の間の高さに合わせた寸法調整
- お好みに応じた裂地のご提案
なども含め、全国一宮巡りの表装についてご相談を承っております。お気軽に弊社にご相談ください。


