佛事掛

佛事掛

高僧や名匠の崇高な魂に導かれて生み出された格式高い墨蹟や仏画には、美術品としての価値ばかりではなく、人生の糧となる深遠な教えや悟りが秘められている。ご先祖の供養・法要は元より、心に染みる気高い美しさが日々の至福と安らぎをもたらす。

日本は神仏習合の結果、日本独自に発展した仏教が多く見られる。それゆえ日本の仏教には数多くの様々な宗派が存在し、宗派や地域によって様々な祀り方が存在する。佛事掛も宗派や地域によって使われるものが異なる。


共通知識

名号・題目にある「南無」はサンスクリット語の「ナマス」を音写したもので「~に帰依する。信仰する。」という意味。「南無」の後ろには「本尊」(各宗派で最も大切にされているもの)が書かれる。各宗派によって本尊が異なる為、名号も異なる。


 

南無阿弥陀仏

「南無阿弥陀仏」は「阿弥陀仏に帰依する」という意味を持つ6字の漢字である。浄土宗、浄土真宗、天台宗の佛事で使われる。

 

南無釈迦牟尼佛

「南無釈迦牟尼佛」は「釈迦如来に帰依する」という意味を持つ7字の漢字である。禅宗(曹洞宗、臨済宗、黄檗宗)の佛事で使われる。

 

南無大師遍照金剛

「大師」は「弘法大師(空海)」、「遍照」は「慈悲の光を遍く照らす」、「金剛」は「永久に不滅なもの」というそれぞれの意味があります。「遍照金剛」で「慈悲の光を遍く照らし、永久に不滅なもの」=「大日如来」(真言宗の本尊)を表します。弘法大師と大日如来は真言宗では一体になると考えられているので「南無大師遍照金剛」は「弘法大師(大日如来)に帰依する。」という意味になり、真言宗の佛事に飾られる。

 

南無妙法蓮華経

「南無妙法蓮華経」は「法華経の教えを信じる」という意味を持つ7字の漢字である。日蓮宗の佛事で使われる。


 

般若心経

「般若心経」は大乗仏教の空・般若思想を説いた経典の1つ。日本では仏教各派、特に法相宗・天台宗・真言宗・禅宗が般若心経を使用し、その宗派独特の解釈を行っている。般若心経が書かれた掛軸が佛事で使われる事がある。

 

十三佛

日本では11世紀以降に、十王信仰が広まった。十王は死者の罪の多寡を鑑み、地獄へ送ったり、六道への輪廻を司るなど畏怖の対象であった。 十王信仰とは、地獄を統べる10人の裁判官に対して慈悲を乞う信心の一種である。
鎌倉時代には十王をそれぞれ十仏と相対させるようになり、時代が下るにつれてその数も増え、江戸時代には十三仏信仰なるものが生まれるに至った。なお、仏事の法要は大抵七日ごとに七回あるのは、審理のたびに十王に対し死者への減罪の嘆願を行うためであり、追加の審理の三回についての追善法要は救い損ないを無くすための受け皿として機能していたようである。十三佛が描かれた掛軸は真言宗や禅宗の佛事でよく使われる。

 

観音菩薩

観音菩薩(かんのんぼさつ、觀音菩薩)は、仏教の菩薩の一尊であり、特に日本において古代より広く信仰を集めている尊格である。観音菩薩が衆生を救うとき、33の姿に変化すると言われている。このため、観音像には基本となる聖観音(しょうかんのん)の他、変化観音と呼ばれるさまざまな形の像がある。阿弥陀如来の脇侍としての観音と異なり、独尊として信仰される観音菩薩は、現世利益的な信仰が強い。


霊場集印軸

西国三十三ヶ所

西国三十三所は、近畿2府4県と岐阜県に点在する33か所の観音信仰の霊場の総称。これらの霊場を札所とした巡礼は日本で最も歴史がある巡礼行であり、現在も多くの参拝者が訪れている。「三十三」とは、観音経に説かれる、観世音菩薩が衆生を救うとき33の姿に変化するという信仰に由来し、その功徳に与るために三十三の霊場を巡拝することを意味し、西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされる。それぞれの寺院の納経所で納経軸を渡すと揮毫をしてもらえ、それらを集めて軸装にしたのが西国三十三ヶ所集印軸である。

 

四国八十八ヶ所

四国八十八箇所は、四国にある空海(弘法大師)ゆかりの88か所の寺院の総称で、四国霊場の最も代表的な札所である。単に八十八箇所ともいい、あるいはお四国さん、あるいは本四国ともいわれている。四国八十八箇所を巡拝することを四国八十八ヶ所霊場会では四国巡礼といい、似たような呼び方として四国遍路、四国巡拝などともいう。それぞれの寺院の納経所で納経軸を渡すと揮毫をしてもらえ、それらを集めて軸装にしたのが四国八十八ヶ所集印軸である。


主な掛軸

CEO Message

あなたと掛軸との懸け橋になりたい


掛軸は主人が来客に対して季節や行事などに応じて最も相応しいものを飾り、おもてなしをする為の道具です。ゲストは飾られている掛軸を見て主人のおもてなしの気持ちを察して心を動かす。決して直接的な言葉や趣向ではなく、日本人らしく静かにさりげなく相手に対しておもてなしのメッセージをおくり、心をかよわせる日本の伝統文化です。

その場に最もふさわしい芸術品を飾り、凛とした空間をつくりあげる事に美を見出す・・・この独特な文化は世界でも日本だけです。

日本人が誇るべき美意識が詰まった掛軸の文化をこれからも後世に伝えていきたいと我々は考えています。



代表取締役社長
野村 辰二

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会社概要

会社概要

商号
株式会社野村美術
代表取締役
野村辰二
本社
〒655-0021
兵庫県神戸市垂水区馬場通7-23
TEL
078-709-6688
FAX
078-705-0172
創業
1973年
設立
1992年
資本金
1,000万円

事業内容

  • 掛軸製造全国卸販売
  • 日本画・洋画・各種額縁の全国販売
  • 掛軸表装・額装の全国対応
  • 芸術家の育成と、それに伴うマネージメント
  • 宣伝広告業務
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