ニュース/ブログ
掛軸塾 : 塾長と学ぶ楽しい掛軸の授業
「掛軸塾」は掛軸にまつわる様々な内容を塾長の野村雄一がご紹介するチャンネルです。 何となく知っている日本の「掛軸」について予備知識が無くても楽しく学べて興味を持っていただけるよう努めてまいります。 このチャンネルは「株式会社 野村美術」によって提供させていただいております。
是非チャンネル登録の方を宜しくお願いいたします。
掛軸の風帯って何の為にあるの? 役割や製作風景をご紹介。
掛軸の上部・天に取り付けられている「風帯(ふうたい)」。
よく「これって何の為にあるんですか?」というご質問を頂戴いたします。
今回はそんな風帯の役割や歴史、製作風景などをご紹介いたします。
掛軸の飾り方、しまい方、巻き方徹底解説 | 世界最速で掛軸を巻く男が掛軸を取り扱う上でのコツをご紹介いたします。
掛軸のご相談やご質問で一番多いのが
「掛軸の飾り方、しまい方、巻き方がわかりません」
という内容。
この悩みに「世界最速で掛軸を巻く男」と自負している塾長が20分以上かけて徹底解説いたします。
何度も何度も解説を交えながら実戦形式でご説明いたしておりますので掛軸の取り扱いに不安がある方は是非ご覧ください。
しっかり練習していただいてあなたも掛軸の扱いをマスターしてください。
-掛軸を取り扱う上で揃えておいた方が良い道具 Amazonリンク-
-参考情報-
世界最速で掛軸を巻く男の証明動画 https://youtu.be/pXZ3p0-YPLo
自在掛の説明動画 https://youtu.be/BhvJQF4D-xI
日展と院展の歴史 | 日本画壇を代表する二大団体である日本美術展覧会、日本美術院の成り立ちから現代まで
以前、「日本絵画史のまとめ」という講義の動画をUPしてその中で明治以降に日展の元になる文展や院展の歴史も解説したのですが、
「色々な他の話の中に埋もれてしまって日展、院展の流れがわからなかったのでそれに注力して説明して欲しい」
というご要望を頂戴いたしましたので今回は「 日展と院展の歴史 」について絞って解説させていただこうと思います。
-目次-
1 明治時代初期の日本美術の荒廃 02:48
2 革命児・岡倉天心 05:16
3 美術学校騒動から日本美術院設立へ 07:28
4 苦難の日本美術院 10:00
5 日本美術院の五浦時代 11:30
6 世界の岡倉天心へ 13:20
7 文展開催 15:07
8 再興院展 17:13
9 文展から改組 新 日展までの歴史 19:08
– 参考書籍 / Amazon –
日本画とは何だったのか 近代日本画史論 (角川選書) https://amzn.to/3bLZoqF
近代日本画、産声のとき: 天心、大観、春草の挑戦 (22世紀アート) https://amzn.to/2X4giLS
イギリスから「鯉の滝昇り(登龍門)」掛軸のご注文。
弊社は数年前から日本だけではなく海外の方にも掛軸の魅力を知っていただきたいと様々な活動を続けております。
今回はそんな中でイギリスのお客様から「鯉の滝昇り(登龍門)」の掛軸のご注文を頂戴いたしました。
日本では鯉のぼりと一緒で端午の節句(子供の日)に兜飾りなどとセットで飾られる事が多い掛軸になります。
ご注文ありがとうございました。
掛軸の高さを調整 | 丈の短い横長の掛軸を床の間で自在掛を使って手軽にバランス良く飾る。
丈の短い掛軸を床の間にそのまま飾ると掛軸の下に空間が発生してしまい見た目が不細工な状態になってしまいます。 中には掛軸の巻緒と呼ばれる紐を途中で括って高さを調整される方もいらっしゃいますが、不具合の発生にもつながるのでお勧めいたしません。 こんな時に便利に使えるのが「自在掛」というツールです。 今回はそんな自在掛の使い方をご紹介させていただいております。
【自在掛をご購入の際はこちらのURLからどうぞ】
-Amazon- https://amzn.to/2L9M0Se
日本絵画/日本画 歴史のまとめ 後編 : 明治時代~現代 (アーネスト・フェノロサ、岡倉天心、横山大観、菱田春草、下村観山、狩野芳崖、日本美術院(院展)、文展、東山魁夷、平山郁夫、加山又造、千住博)
明治時代(1868-1912)
日本画の夜明け→日本美術院設立
明治維新による画家の三重苦→幕藩体制崩壊によるパトロン消失、西洋化による価値下落、廃仏毀釈
→見直し: 龍池会 (1878) (後に日本美術協会→旧派系)
→アーネスト・フェノロサ、岡倉天心 / 鑑画会(今の日本画に西洋画のエッセンスを加えて改良して新しい日本画を作る)…狩野芳崖、橋本雅邦
→東京美術学校(1887) / 実質的な初代校長=岡倉天心
→「美術学校騒動」(1898)→岡倉天心失脚→横山大観、菱田春草、下村観山、橋本雅邦らを率いて日本美術院(院展)設立→新派系…海外では評価されるも保守の日本では苦難の連続
文展設立
日清、日露戦争を勝利し、一等国としての地位を確立した日本→国の文化基準が必要→国主催の展覧会「文展」が設立(1907)
→画壇は新派と旧派の対立が入り乱れており、国によるコントロールは困難だった→なんとかかんとか共存していく中で傑作も生まれていく。
大正時代(1912-1926)
日清、日露戦争勝利、第一次世界大戦の勝利国という流れから国威の発揚に沸いた時代。暮らしが豊かになった部分を背景に「個人」を尊ぶ風潮になり様々な個性的な作風が生まれた。
俵屋宗達の再評価
琳派の祖でありながら当時までは評価が低く海外に多くの作品が流出していたがこの頃に再評価されるようになり、装飾的な画風などが多くの画家に影響を与えた。
再興院展
日本美術院は1903年(明治36年)以降は展覧会を開催しておらず、岡倉が没する1913年(大正2年)には、事実上休止状態にあった。(岡倉天心超多忙などが原因)
岡倉天心が没した翌年に横山大観、下村観山らを中心に再興院展→当時文展の体制に不満を持つ作家や大観らに憧れる作家の多くが参加。画壇を文展と二分する一大勢力となる。
文展→帝展
文展の体制に内外から批判が高まり、帝展としてリセット。再出発。
昭和時代(1926-1989)
前半…1920年代~30年代→古典回帰
「自国のアイデンティティは古典にあり」という事で古典研究が広がり、それらを踏まえた新しい表現が広がる→新古典主義→新派、旧派の垣根が無意味化
中期…戦中期(1935-45)
松田改組 1935年 → 新文展
文展から帝展になっても体制批判が高まったのと在野の日本美術院も取り込んで戦争時の国家体制の元、一本化しようと文部大臣である松田源治が帝展改組案を打ち出した。
→いきなり過ぎたので各方面から大ブーイングの上、唱えた本人が1936年に急死するという大波乱。
→結局一本化出来ず、新文展として戦後まで続く。
彩管報国と制限
・画家も軍部に協力を求められる
→戦争画を描いて国民意識を高揚させる。
→寄付金
→戦争反対には弾圧。
戦後期 1950年前後
日本画滅亡論
1946年 新文展→日展となり再スタート→制度の在り方を巡ってもめる→主要団体離反→以後、日展、院展、前衛系という構図で進んでいく。
→戦前と変わらない表現方法が日本画壇全体で目立ち、日本画滅亡論に発展。
→近代日本画壇を支えてきた日本画家達は鬼籍に入るか画壇の長老という立場に変化していった。
国民絵画としての新しい日本画 / 組織力がブランド化
・日展→日展三山: 東山魁夷、杉山寧、高山辰雄
・院展→平山郁夫
・創画会→加山又造
バブル崩壊→グローバル化
「国民絵画としての日本画」への閉塞感から脱し、グローバルに活躍する日本画家が1990年代から現れだす。
・千住博→ウォーターフォール
・村上隆→ポップカルチャーとの融合
IT技術を背景に様々な情報がグローバル化される中で、世界的に注目を集める日本の絵画
・浮世絵
・伊藤若冲
・漫画やアニメ
日本絵画/日本画 歴史のまとめ 中編 : 安土桃山時代~江戸時代 (狩野永徳_長谷川等伯_三面作戦_琳派_俵屋宗達_浮世絵_南画_円山・四条派_奇想の画家_伊藤若冲_曾我蕭白_長澤芦雪_南蘋派)
安土桃山時代(1573-1603)
桃山画壇四大巨匠
戦国大名がこぞって城を立てて自らの権勢を誇示した。その中で城に豪華な障壁画(襖絵)を描かせる事を競った→豪華でわかりやすい作品が多く残っているのでわずか50年しかないが美術史では重要視される。
狩野永徳(1543-1590)→織田信長の安土城、豊臣秀吉の大阪城、聚楽第、伏見城の障壁画を手掛ける。この時代のNo.1画家。
長谷川等伯(1539-1610)→狩野永徳のライバル。『松林図屏風』は日本水墨画の最高傑作として名高い。晩年には自らを「雪舟五代」と称している。
海北友松(1533-1615)→龍の名手。僧、武士、絵描きと波乱万丈人生。建仁寺の水墨で描かれた襖の龍は必見!
雲谷等顔(1547-1618)→雪舟を継いだ男。山口県で輝元より禄100石、雪舟筆の『山水長巻』と雪舟の旧居『雲谷庵』を与えられ、既に途絶えていた雪舟画の再興を命じられた。
狩野派の三面作戦
永徳の死→長谷川等伯の台頭→戦国乱世
→三面作戦: 狩野派の生き残りをかけて取った作戦がすべての権力者(朝廷、豊臣、徳川)に一門をそれぞれ分散配置し、どこかが生き残れば良いという作戦。
→徳川家が残り、密接に関わっていた狩野探幽を中心に江戸時代の幕藩体制の元で御用絵師として盤石の体制を築く。
江戸時代(1603-1868)
太平の時代に様々な文化が花開いた時代
・狩野派: 狩野探幽から幕藩体制の元で盤石の体制(御用絵師や町狩野)…マンネリ化も。
・土佐派: 土佐光起から公家関連で安定的勢力…マンネリ化も。
・琳派: 俵屋宗達→尾形光琳→酒井抱一→鈴木其一
・浮世絵: 菱川師宣→鈴木春信、勝川春章、喜多川歌麿、東洲斎写楽→葛飾北斎、歌川広重→歌川国芳
・南画: 池大雅、与謝蕪村、谷文晁
・円山・四条派: 円山応挙、松村呉春
・奇想の画家: 伊藤若冲、曾我蕭白、長沢芦雪
・南蘋派: 沈南蘋→熊代熊斐(くましろゆうひ)、宋紫石
日本絵画史のまとめ 前編 : 飛鳥時代~室町時代 (仏画_密教絵画_大和絵_阿弥陀来迎図_絵巻物_禅画_水墨画_雪舟_狩野正信_土佐光信_狩野元信)
日本絵画史のまとめ 前編 : 飛鳥時代~室町時代
■飛鳥時代 (592-710)
仏教の伝来→仏画の製作
■奈良時代(710-794)
仏画製作隆盛 / 遣唐使と鎮護国家
■平安時代(794-1185)
前半…密教絵画 ・奈良仏教の影響排除→天台宗、真言宗保護→密教芸術隆盛(空海)→曼荼羅
後半…貴族文化
・国風文化→大和絵 cf. 唐絵
・浄土教美術→阿弥陀来迎図
・絵巻物→四大絵巻『源氏物語絵巻』『伴大納言絵詞』『信貴山縁起』『鳥獣人物戯画』
■鎌倉時代(1185-1333)
宋から禅画や水墨画が伝わる
・初期水墨画
日宋貿易、南宋の禅僧の亡命などが影響
– 禅宗→禅画(頂相、達磨、etc)
– 山水、花鳥画など →代表的な画家 (可翁、黙庵/元に留学)
・似絵 大和絵系肖像画
・巻物
– 合戦絵巻(平治物語絵巻、蒙古襲来絵詞, etc)
– 社寺縁起絵巻(北野天神縁起絵巻、石山寺縁起絵巻, etc)
– 高僧伝絵巻(法然上人絵伝、一遍上人絵伝、etc)
– 紫式部日記絵巻
■建武の新政(1333-1336)
■室町時代(1336-1573)
前半…宋元文化の隆盛
・足利将軍家と密接なつながりを持つ画家が出現
→如拙: 雪舟に祖と仰がれ、狩野派や長谷川等伯などによって「日本における漢画(唐絵)の祖」としての地位を与えられた。
中期…応仁の乱(1467-1478)、足利義政時代(1436-1490 / 在職: 1449-1473)
・三阿弥(能阿弥、芸阿弥、相阿弥の親子三代→同胞衆 (将軍家の芸術顧問)→画壇をリード
・周文 → 将軍家の御用絵師 …詩画軸
・ 雪舟(1420 – 1506)→周文に学んだ後、山口に下り、明に渡って成功(宋元画を学ぶ)。→帰国後大成功。
・小栗宗湛(1413 – 1481)→周文の後継者の御用絵師
・ 狩野正信(1434? – 1530)→小栗宗湛の後を継いだと考えられる御用絵師で狩野派の祖…武家中心に活躍
・土佐光信(1434? – 1525)→宮廷の絵所預を担った大和絵系の絵師。土佐派の中興の祖…公家中心に活躍 後半…狩野派繁栄の基礎確立
・狩野元信(1476 – 1559): 正信の息子。 漢画の画法を整理+大和絵の技法を取り入れてまとめる→書院造建築の装飾にふさわしい日本的な障壁画様式を確立した。 様々な顧客の様々なニーズに対応する為の how to をまとめて弟子達に学ばせ、分業による大量生産体制を築いた。
カナダ人の日本画家から掛軸 (掛け軸) の製作依頼
今回はカナダ人の日本画家の方から掛軸表装のご依頼を頂戴しました。4点(唐獅子に牡丹、喫茶去(狐)、地蔵菩薩、不動明王)の作品が海を渡ってきました。どの作品もクオリティが高く驚きました。 しっかりと掛軸表装をさせていただき、お客様から下記の喜びのコメントも頂戴いたしました。(嬉しい)
Dear Nomura-san,
The kakejiku arrived today in perfect condition. They are stunning! Thanks again.
-和訳-
野村さん、掛軸今日完璧な状態で届いたよ! しびれるわ~~~!! 改めてありがとね!
日本だけではなく海外の方にも掛軸の魅力を発信していきます。
– 目次 –
01. 仕事紹介 00:29
02. 色止め 02:14
03. 裏打 03:51
04. 裂地の段取り 08:45
05. 付け回し 12:34
06. 耳折 14:52
07. 風帯作り 15:41
08. 仕上げ 16:54
09. エンディング 17:25
「掛軸の数え方」
「 掛軸の数え方がわかりません」
たまに聞かれるこの質問。
掛軸を長年扱っていると当たり前すぎてついつい盲点の質問になってしまうのですが、よく考えたら世の中には圧倒的に掛軸を触った事すらない人が多いんですよね。(これはこれで少し悲しいですが…)
逆にそれだけ掛軸を扱った事がない人が多い中で、 掛軸の数え方をちょっと知っているだけでちょっとした時に周りから「おぉ~」と思われるかもしれませんね。
今回はそんな掛軸の数え方についてご紹介させていただこうと思います。
ボロボロに傷んで汚れた掛軸の洗浄、シミ抜き
ボロボロに傷んでドロドロに汚れたひどい状態の掛軸の修理作業のご紹介。「洗浄」と「シミ抜き」作業の違いについてもご紹介しております。
掛軸のシミ抜きは表具師に任せた方が良い4つの理由
掛軸の修理のご相談で多いのが掛軸にシミや汚れが発生してしまったという内容。
そんな中、たまに聞かれるのが「 掛軸のシミ抜きを自分で何とか出来る方法ないですか」というご相談。
もちろん気持ちはわかります。
「表具の修理は値段がそれなりにかかるので自分で何とか出来るならしたい。」っていうのは。
しかし表具師の立場から言わせていただくと自分で何かするのは止めておいた方が良いです。(キッパリ)
何故かというと非常に難易度が高いからです。
プロの表具師でもシミ抜きというのはデリケートで神経の大変使う作業なので素人の慣れていない方が行うのは絶対にやめておいた方が良いです。
何故今回この話をさせていただこうかと思ったかというと、たまに自分で色々やってしまった後に相談に来られる方がいるのですがはっきり言って何もしてない状態で持ってきていただいた方が何倍もやり易いからです。
余計な手間がかかる分だけ費用も高くなる場合もありますし、それでも綺麗に戻らない可能性もあるからです。(これ、本当に。)
こういった過ちを犯さない為にも、今回は何故掛軸のシミ抜きは表具師に任せた方が良いかという理由について詳しくご紹介させていただきます。
イギリスから掛軸の修理依頼
今回はイギリスのお客様から掛軸の修理依頼を承りましたのでご紹介させていただきます。
「幼き頃から一緒に育った大切な掛軸で思い出の品らしいので何とか綺麗に飾れるようにしたい」というお客様からの熱い想いにこたえるべく奮闘いたしました。
梅の掛軸の修理は旧裏打紙がなかなかめくれない難物でしたけど時間をかけて丁寧に復活させました。
掛軸のシミ抜き: 絹本編
掛軸の修理のご相談で多いのが掛軸にシミや汚れが発生してしまったという内容。鑑賞する上で妨げとなるシミや汚れがあるとその作品が本来持っている魅力が十分伝わらない…それはその作品の作者にとっても不本意な状態であると弊社では考えております。なるべく作品の魅力をよみがえらせる事が出来るよう日々精進しております。
今回は絹に描かれた作品のシミ抜きの工程をご紹介させていただきます。
【大橋翠石】日本画史上最高の虎絵作家を徹底解説!!
明治時代から昭和初期を生きた虎絵のレジェンド・大橋翠石の軌跡を解説しています。日本画の二大巨匠である東の横山大観、西の竹内栖鳳と同時代を生きた大橋翠石の当時の人気は巨匠と肩を並べるレベルであったそうです。虎を極めた孤高の画家として知られていますが、その虎絵の始まりとはどのようなものだったのかなどをご紹介しております。
-参考情報①-
今回のご紹介のきっかけになった兵庫県立美術館で行われる 「明治の金メダリスト 大橋翠石 ~虎を極めた孤高の画家~」展の情報リンクはこちらです。
掛軸インバウンド: 四国八十八ヶ所をスイスの方から!
弘法大師・空海にゆかりのある四国の八十八ヶ所を巡る四国八十八ヶ所。
朱印を納経軸に集める集印軸の掛軸表装依頼を今回は海外のスイスの方からご依頼いただきました。
今回はそのお仕事やスイスの方のお遍路さんを巡ったエピソードなどをご紹介させていただいております。
弊社では海外の方とインバウンド、アウトバウンドあわせて様々お仕事させていただいております。今後も色々な情報をご紹介させていただきますので是非ご覧ください。
特大欄間額 (和額) の修理修復仕立替
前回の動画( https://youtu.be/snPjfZYbTFs )でも大きな額装の仕立てをご紹介させていただきましたが、今回はさらに大きな額装の仕立替をご依頼されました。 弊社は小売りも行いますが卸販売をメインとしており、前回の額装と同様に今回の額装の依頼も同じ卸先様からご依頼をされました。 塾長の身長よりも高い額装の修理という事で非常に珍しい表具の仕事になりますのでよかったら是非ご覧ください。
欄間額 (和額) の平貼り額装仕立て
「麒麟が来る」で土岐頼芸も描いた「鷹の絵」についての深堀
2020年の大河ドラマ「麒麟が来る」に登場する土岐頼芸。武士でありながら類まれなる画才を持ち、特に鷹の絵を得意としていた事で有名で「土岐の鷹」と言われています。 今回はそんな「鷹の絵」にスポットを当てて情報を深堀しています。 日本画の画題として古来より好まれて描かれてきた鷹について解説しています。
【Amazon・中古】 猛き黄金の国 道三 全6巻完結 [マーケットプレイスセット] https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3B7B9…
【Amazon・Kindle版】 [まとめ買い] 猛き黄金の国 道三 https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3B7B9…
【楽天・中古】 【中古】猛き黄金の国 道三【全6巻】完結セット/本宮ひろ志【全巻セット】【あす楽対応_九州】【レターパック限定送料無料/配達指定・代引き不可】 https://rpx.a8.net/svt/ejp?a8mat=3B7B…
西国三十三ヶ所の納経軸を掛軸に仕立てる
約1300年の歴史を持つ日本最古とも言われる「西国三十三ヶ所」。関西圏では非常に人気が高く、集印を納経軸にされて掛軸に仕立てられる方も多くいらっしゃいます。 弊社でも西国三十三ヶ所の掛軸表装依頼を良くご依頼されるので、今回その表装工程をご紹介させていただきます。
-目次-
・イントロ: 00:31
・色止め: 01:31
・裏打: 02:40
・裂地の段取り: 06:16
・付け回し~耳折: 07:55
・仕上げ: 09:19
・完成: 10:24
■色止めスプレーリンク 呉竹書画作品表装スプレー420mlKJ16-420 https://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=3B7B9…
■中川幸彦の赤富士を仕立てる動画のリンク https://youtu.be/wkJK0KHmCwQ
西国三十三ヶ所の起源: 始まりはまさかの閻魔大王の無茶ぶり!?
西国三十三ヶ所巡りは近畿二府四県と岐阜県にまたがる日本最古の霊場巡りとも言われています。その歴史は古く1300年にも及ぶと言われていますが、この西国三十三ヶ所巡りの起源をご存じない方の為に簡単にご紹介させていただきます。 これから巡られる方も、すでに巡られた方もこの始まりをしておけばまた違った角度から西国三十三ヶ所を楽しむ事が出来るのではないでしょうか?
【登場人物】
・徳道上人
・閻魔大王
・村人A, B, C
・花山法皇
・熊野の神
【検証】掛軸のプロが本気で掛軸を巻いたら何秒で巻けるか?
「掛軸のプロが本気で掛軸を巻いたら何秒で巻けるか? を計測してみよう!」というおそらく世界初の試みを塾長自ら行います。
塾長の本気のタイムは果たして何秒だったのでしょうか?
掛軸修理 徹底解説④ 仕上げ~感動のフィナーレ 編 : 傷んだ南無大師遍照金剛の掛軸
掛軸修理 徹底解説③ 付け回し (切り継ぎ) 編 : 傷んだ南無大師遍照金剛の掛軸
掛軸修理 徹底解説② 裏打 編 : 傷んだ南無大師遍照金剛の掛軸
掛軸修理 徹底解説① 色止め、旧裏打紙除去 編 : 傷んだ南無大師遍照金剛の掛軸
お客様から修理のご相談を受けた「南無大師遍照金剛」の掛軸。折れジワが発生して傷んでしまっている状態。この掛軸の修理の工程を全4回に分けて塾長が解説しながらご紹介いたします。
第1回目は
・表装作業に入る前に必ず行わなければならない「色止め」作業
・掛軸の解体作業
・修理で避けては通れない難関作業「旧裏打紙除去」
についてご紹介しております。
掛軸の種類: 慶事掛 (祝い掛け) 後編 | 祝いの席にはどんな掛軸を飾るべき? | 赤富士、日の出、天照皇大神、七福神、蓬莱山
後編では吉祥絵画の王様「赤富士」、国旗にも代表される「日の出」、日本神話の最高神「天照皇大神」、福の神オールスター「七福神」、吉祥山水画「蓬莱山」について。
▶動画の中でご紹介した「天照皇大神の掛軸修理」の記事リンクはこちら◀
掛軸の種類: 慶事掛 (祝い掛け) 前編 | 祝いの席にはどんな掛軸を飾るべき? | 高砂、鶴亀、松竹梅
お祝い事の行事に飾る掛軸である「慶事掛」について各種ご説明。どんな意味合いがあるのかを知ればいつ飾れば良いかがわかります。晴れの席に最適な掛軸を悩まれている方は是非ご参考にしてください。
前編では神社の伝説から始まった「高砂」、長寿の象徴「鶴亀」、中国から伝わった「松竹梅」について。
掛軸の種類: 常時掛 後編 | 一番初めに揃えておきたい掛軸 (ふくろう、龍虎、書)
5つある掛軸の種類の中で、一番オーソドックスで使用頻度の高い種類が「常時掛」と呼ばれる掛軸の種類。掛軸を揃えられる上で一番初めに揃えられた方が良い掛軸です。もしまだお持ちでなければこの動画で紹介させていただいている掛軸の種類を参考にご購入を検討されてはいかがでしょうか? もしくは自分が持っている掛軸の中で動画で紹介している掛軸があればそれを常時掛として活用されてはいかがでしょうか? 後編では縁起物として人気の「ふくろう」、昔から魔除けの意味合いでも親しまれてきた「龍虎」、多種多様な「書」について解説させていただいております。
掛軸の種類: 常時掛 前編 | 一番初めに揃えておきたい掛軸 (山水画、四季花、四君子、竹に雀)
5つある掛軸の種類の中で、一番オーソドックスで使用頻度の高い種類が「常時掛」と呼ばれる掛軸の種類。掛軸を揃えられる上で一番初めに揃えられた方が良い掛軸です。もしまだお持ちでなければこの動画で紹介させていただいている掛軸の種類を参考にご購入を検討されてはいかがでしょうか? もしくは自分が持っている掛軸の中で動画で紹介している掛軸があればそれを常時掛として活用されてはいかがでしょうか? 前編では山水画に代表される風景画、四季花、四君子、竹に雀について解説させていただいております。
掛軸の種類について -まず初めに覚えたい掛軸の5つの種類-
色々な絵や書がかかれている掛軸ですが用途によって大きく5つの種類に大別する事が出来ます。まずこの5つの種類を理解すれば色々な掛軸を分類する事が出来るようになります。 掛軸の種類の大まかな骨組みを知れば掛軸への苦手意識も一気に無くなります。楽しく掛軸を鑑賞しましょう♪
掛軸のシミ抜き : 紙本編 -和紙に描かれた書や絵画に発生しているシミを抜いていく工程をご紹介-
掛軸の悩みで多いシミや汚れ。熟練の表具師でも一筋縄ではいかないシミ抜き作業ですが、今回は実際の工程を紹介しながらシミ抜きを行っていきます。シミ抜きをする上での葛藤や心がけている事などもあわせてお話しさせていただきます。
中川幸彦の別注赤富士作品を掛軸に表装する工程紹介
現代の掛軸作家の中で随一の人気を誇る中川幸彦先生。柔らかなタッチと豊かな色彩が特徴的でファンが多い。
今回はお客様よりこの中川幸彦先生の別注作品の製作依頼を頂戴いたしましたのでまくりの状態から掛軸に仕立てるまでの工程を解説を交えてご紹介させていただきます。作業の本音や注意点などを表具師の立場から解説し、掛軸にまつわる小話なども盛り込んでおりますので是非ご覧ください。
掛軸の歴史 -後編- 第三次~第五次掛軸ブームから現代の衰退期を生きる
独自の発展を遂げた日本の掛軸の歴史 後編について解説しています。長い日本の歴史の中で5回あったと考えられる掛軸ブームの第三次~第五次についてと現代の衰退期に対する塾長の想い。
「日本最大の画家集団・狩野派が幅を利かせた江戸時代」
「黒船来航の影響は掛軸にも!? 日本画とは?」
「高度経済成長と掛軸」
より詳細な情報はこちらのリンクをどうぞ。
https://nomurakakejiku.jp/lesson_lineup/history-of-the-kakejiku
掛軸の歴史 -前編- 第一次、第二次掛軸ブーム: 礼拝の対象からおもてなしツールへ
中国の影響を大きく受けた「日本の掛軸の歴史 前編」について解説しています。長い日本の歴史の中で5回あったと考えられる掛軸ブームの第一次、第二次について。(古代~安土桃山時代)
「掛軸は元々日本の文化ではない?」
「空海が中国から持ち帰った掛軸??」
「スーパー文化人・千利休が南方録で述べた一文が掛軸に多大なる影響を及ぼした!?」
より詳細な情報はこちらのリンクをどうぞ。 https://nomurakakejiku.jp/lesson_lineup/history-of-the-kakejiku
掛軸の業界について -表具師とは?-
「掛軸をつくる仕事とはどういう事か?」について業界の流れも紹介しながら簡単にご説明させていただいております。
「作家とは絵や書を描く画家、書道家、お坊さん等」
「描きたての作品を何か飾れる形に加工する業者が表具屋、表具師」
「掛軸が消費者に届く流れ」
「骨董品ルートと新物ルートの違い」