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西国三十三ヶ所、四国八十八ヶ所 などその他の表装
集印(しゅういん)とは、旅行に関する趣味の一つで、神社や寺院の御朱印、あるいは観光名所の記念印を参拝・訪問記念に押して集めることを言います。普通は社寺の場合を言い、俗に「朱印集め」とも呼ばれます。
日本では全国にさまざまな霊場があり、巡礼をした際に様々な物に 集印 を行い作品に仕立てたり、巡礼の際に各寺院で貰う札などを集めて作品に仕立てたりします。
西国三十三ヶ所、四国八十八ヶ所 などが有名な霊場で、これらを巡る際に納経軸と言われる無地(真ん中には観音や弘法大師などが描かれている場合が多い)の絹に集印を行い掛軸にする事が多いです。
納経軸の詳しいサンプルは下記ページをご参考下さい。
納経軸の表装は一般的ですのでご存知の方も多いかもしれませんね。
また普通の集印軸ではなく、御詠歌(ごえいか)と呼ばれる仏教の教えを五・七・五・七・七の和歌と成して、旋律=曲にのせて唱えたものを集めたものもあります。
しかもそれの大巾(たいふく)バージョンなんていうものもございます。かなり大きめサイズになり迫力がありますねぇ。
こういった納経軸でも様々な種類があるのですが、実はそれ以上にもっと様々な作品の仕立てが集印関連ではあるのです。(特に 西国三十三ヶ所、四国八十八ヶ所 。)今回は、納経軸以外にも様々ある集印関連の作品例をご紹介させていただこうと思います。
目次
- 西国三十三ヶ所 額装 縦 | 納経額
- 西国三十三ヶ所 額装 横 | 納経額
- 西国三十三ヶ所 額装 | 納経額
- 西国三十三ヶ所 草創1300年記念御影札 額装
- 西国三十三ヶ所 御詠歌札 額装 縦
- 西国三十三ヶ所 御詠歌札 額装 横額
- 西国三十三ヶ所 御詠歌札 + 散華 セット額装 横額
- 西国三十三ヶ所 納経帳 枕屏風
- 西国三十三ヶ所 納経帳 屏風 縦
- 西国三十三ヶ所 納経帳 屏風 縦 / 観音・名号付
- 四国八十八ヶ所 額装 縦 | 納経額
- 四国八十八ヶ所 額装 横 | 納経額
- 四国八十八ヶ所 御影札 軸装
- 四国八十八ヶ所 御影札 額装 縦
- 四国八十八ヶ所 御影札 額装 横
- 四国八十八ヶ所 御開創 1,200年記念 御影札 額装 縦
- 四国八十八ヶ所 御開創 1,200年記念 御影札 額装 横
- 四国八十八ヶ所 御影札 枕屏風
- 四国八十八ヶ所 御影札 屏風 縦
- 四国八十八ヶ所 納経軸・御影札 特別屏風仕立 縦
- 四国八十八ヶ所 御影札 衝立
- 四国別格二十霊場 御影札 額装 横
- 四国別格二十霊場 散華 額装 横
- 十三佛霊場 納経帳 屏風仕立 縦
- 越後三十三観音霊場 納経帳 金屏風 仕立 縦
西国三十三ヶ所 額装 縦 | 納経額
これは普通の西国三十三ヶ所の納経軸を縦額にしたものです。額装にしてもなかなかこれはこれで趣がありますね。
「玄関正面などにど~んと飾りたい。いつでも観音を見ていたい」という要望からこういった仕立をご希望されました。
西国三十三ヶ所 額装 横 | 納経額
これは西国三十三ヶ所の元々額装用のまくり(本紙)があって、それを巡ってきたものを額装に仕立てたものです。
西国三十三ヶ所 額装 | 納経額
西国三十三ヶ所の元々額装を想定して作られたまくり。額の定寸用に作られていたので軸装ではなく額装に仕立てました。
西国三十三ヶ所 草創1300年記念御影札 額装
西国三十三ヶ所 草創1300年の記念でいただける御影札を額装にいたしました。真ん中に字「南無大慈大悲観世音菩薩」の字象を入れる事により額も丁度よい大きさとなり喜んでいただけました。
西国三十三ヶ所 御詠歌札 額装 縦
西国三十三ヶ所の御詠歌を記した札を集めて額装にしたものです。霊場ではよく「○○○記念」などの節目の年に特別にこういった札を配る事があります。
西国三十三ヶ所 御詠歌札 額装 横額
上記の西国三十三ヶ所の御詠歌札を横にしたものです。カラフルで良いインテリアにもなりますね。
西国三十三ヶ所 御詠歌札 + 散華 セット額装 横額
お客様のご要望で御詠歌札と散華を一つの額にセットした特別仕立て。
西国三十三ヶ所 納経帳 枕屏風
納経帳は集印をする時の最もポピュラーなグッズです。今回は帳面を解いて二曲の枕屏風にいたしました。
西国三十三ヶ所 納経帳 屏風 縦
西国三十三ヶ所の納経帳を解いて縦長の屏風仕立にしたものです。
西国三十三ヶ所 納経帳 屏風 縦 / 観音・名号付
西国三十三ヶ所の納経帳を屏風仕立にしたもの。西国三十三ヶ所の場合、納経帳の種類によっては枚数が綺麗に2で割り切れない場合があるのでその場合はこういった観音や名号を入れて左右のバランスを整える。
四国八十八ヶ所 額装 縦 | 納経額
四国八十八ヶ所の納経軸のまくりを額装にしました。「納経額」とでも表現したら良いのかもしれませんね。概寸 横: 65 cm x 縦 160 cm のかなり大きな額で迫力があります。しかし意外に飾る時はそれほど大変ではないんですね。ちょうど真ん中あたりに額の裏に紐がありますから男性の腰の高さくらいに壁にフックを打てば額を立てかけるような形ですんなり飾れます。むしろ横額を欄間に飾る方が傾きなどを調整しなければいけないので大変です。
四国八十八ヶ所 額装 横 | 納経額
四国八十八ヶ所の欄間額用のまくりに集印をしたもの。88ヶ所+2ヶ所の合計90個の印が押されている。概寸で横: 170 cm × 縦:57 cmほどの仕上がりとなるので天井の低い和室では欄間に飾ろうとすると入らなかったり相当傾けないと飾れない為、注意が必要となるので注意。
四国八十八ヶ所 御影札 軸装
四国八十八ヶ所(お遍路さん)を巡ると御影札(おみえふだ)と呼ばれる小さい札を貰います。それを88枚あわせて掛軸にしたものです。こちらも記念の年になるとカラーの物が配られたりします。但し、カラーの物は洋紙に印刷されたりしている物もあったりするので軸装に出来るかどうかは判断が必要です。
四国八十八ヶ所 御影札 額装 縦
四国八十八ヶ所の御影札を縦の額装に仕立てたものです。こちらもかなり大きくなり迫力があります。家の広い空間などに飾ると一気に空間が神聖な感じになります。
四国八十八ヶ所 御影札 額装 横
四国八十八ヶ所の御影札を横に仕立てた物。これもかなり大きさサイズになります。約 180cm (横) × 60cm (縦) くらいの大きさになります。
四国八十八ヶ所 御開創 1,200年記念 御影札 額装 縦
四国八十八ヶ所が開創1,200年を迎えた特別な年に配られた限定版の御影札を縦額仕様に。赤色がどうなるかと思いましたが意外に仕立ててみるとしっくりきます。もっと重々しくなるかと思ったのですが部屋のインテリアとして飾ってもおかしくないデザインです。白色の梵字がデザイン性を高めていますね。
四国八十八ヶ所 御開創 1,200年記念 御影札 額装 横
こちらも開創1,200年の記念の御影札を額装にしたものです。
実際に飾られている写真です。ちょうど額用のスペースを誂えたかのようにすっきりと収まりました。背景の壁紙が白いのでさらに映えますね。
四国八十八ヶ所 御影札 枕屏風
四国八十八ヶ所の御影札を枕屏風仕立にしたもの。
四国八十八ヶ所 御影札 屏風 縦
四国八十八ヶ所の御影札を縦長の屏風に仕立てました。普通は枕屏風の方が一般的なのですがお客様の希望で縦長にて札の組み方を考え直して仕立てました。
四国八十八ヶ所 納経軸・御影札 特別屏風仕立 縦
これも変わったリクエストでした。完全に特注ですが、四国八十八ヶ所の掛軸のまくり(本紙)とカラーの御影札(確かこれも何かの時の記念の札)を二曲の屏風にして欲しいという依頼でした。最初は「???」と思っていましたが仕立ててみると確かにカラーの御影札が凄く綺麗ですね。それに対応する右のまくりもお互いを引き立てあって趣のある良い仕上がりになっています。これを最初からお客様は想像して依頼してきたのだろうか・・・素晴らしいですね。
四国八十八ヶ所 御影札 衝立
四国八十八ヶ所を巡ると貰える御影札。通常は白黒のものなんですが開創1,200年の記念の年はカラーだったようです。(有料で貰ったのかな??)思い出のお遍路さんだったようで衝立にされたいとの希望で製作いたしました。かなり大きめの衝立でアクリル入の特注です。裏面にはご自身のお気に入りの作品を貼りこみ両面で使えるようにいたしました。もちろんこちらもアクリル入りです。なかなか衝立仕様も見応えがありますねぇ。
四国別格二十霊場 御影札 額装 横
空海(弘法大師)は四国に、四国八十八ヶ所のほかにも数多くの足跡を残しており、それらは番外霊場として人々の信仰を集めてきました。それらの番外霊場のうち20の寺院が集まって、1968年(昭和43年)に霊場として創設されたものが四国別格二十霊場(しこくべっかくにじゅうれいじょう)です。 四国八十八ヶ所に四国別格二十霊場を加えると百八となり、人間の百八煩悩と同じになることから「煩悩を滅するのもよし」と、この霊場を四国八十八ヶ所と合わせて参拝することが薦められています。
これは別格二十霊場を巡った際の御影札を額装にしたものです。小ぶりな額装なので飾る場所を気にしなくても良いです。
四国別格二十霊場 散華 額装 横
四国別格二十霊場を巡ると貰える散華(さんげ)を特別な台紙に貼り付け、額装に仕立てました。
散華とは元来は寺院で法要を巌修する時に、諸仏を供養するために撒かれれてた華を意味し、蓮弁をはじめとする生花が使われていましたが現在では蓮の形をかたどった色紙が代用される事が多くなっています。霊場を巡るとこの散華を頂くこともあります。
十三佛霊場 納経帳 屏風仕立 縦
全国には十三佛霊場というものも存在しております。
近畿圏でも
などがございます。
十三佛霊場で多いのは集印軸の表装ですが、今回のように納経帳を作品にされたいという方もいらっしゃいます。今回は二曲屏風にて仕上げさせていただきました。
越後三十三観音霊場 納経帳 金屏風 仕立 縦
全国にある観音霊場で 越後三十三観音霊場 の納経帳を屏風に仕立てました。今回は金屏風の縦長が希望だったので左右のバランスを取る為に弊社の取引のある書道家さんに「南無阿弥陀仏」の文字を書いてもらい挿入しました。縁は蓮華柄。縦約170cmもあるので豪華な仕上がりとなりました。
弊社としても様々なご要望に応えていき、是非まだ見た事のない作品の形に触れてみたいと考えております。
これからも新しい仕立に挑戦したらここに掲載していこうと考えています。
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